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「前科・ドス嵐」 [映画]

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〔1969年/日本〕


4年の刑期を終え、
ムショから出てきた竜次(渡哲也)は、
博徒の長老・千石の家で
世話になる事を決める。


竜次の友人・本田は既に死に、
残された本田の妹のマキ(麻生れい子)と竜次は
恋に落ちる。


新宿の街は、高浜と安西の縄張り争いで、
殺伐としており、
竜次の母・安江(森光子)が経営する飲み屋までが、
借金のカタに、
安西に取られようとしていた。


安西の弟・猛は、
竜次のせいで義足になった事を
激しく恨んでおり、
マキを誘拐して、凌辱し、
その憎しみを晴らし・・・。





20日ほど前に観た、
「前科・仮釈放」の続編らしい。


しかし、これって続編?と思うくらい、
前作とはあまり関係ないような。


沖雅也ブームに乗って観てみたのだけれど、
前作で、あれほど渡哲也に可愛がられていた
舎弟役だった沖さんが、
本作では、通行人よりちょっとマシ、くらいな役で、
渡さんとは顔も知らない関係。


さらに、失敗したな、と思ったのは、
昨日の「関東流れ者」と連続で観たせいで、
ストーリーがごっちゃになって、
もう何がなんだか。
ヤクザがドスを振り回す場面が全部同じに見える(笑)。
私の頭の中は、
本当に「ドス嵐」(笑)。


そうなると、やっぱり気になるのは、
ヤクザより、
女の運命。


竜次の恋人・マキが可哀想すぎて、
直視できない。


彼女は全く非がないのに、
連れ去られ、
酷い目に遭わされる場面の、そのおぞましさ。


さらにラスト近く、組の事務所で
起こった出来事といったら、
異常すぎて、気分が悪くなる。


森光子さんと、渡哲也さんが親子ってあり?と思って、
今、調べてみたら、
2人は21歳差。
なるほど、有りか。
ある年齢以上の俳優さんたちになると、
誰が何歳なのか、
よく分からなくて(笑)。


評価 ★★★☆☆

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