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「エベレスト 3D」 [映画]

Everest3d.jpg
〔2015年/アメリカ〕


1996年。
ニュージーランドの登山会社が企画した、
エベレスト登頂ツアー。


世界各国から、
8人のアマチュア登山家たちが参加し、
標高5000メールの場所をベースキャンプに、
体を慣らしてゆく。


ガイドのジェイソン・クラークは、
別のツアーのガイド・ジェイク・ギレンホールと
ツアーを合体させて山頂を目指す事にする。


一行は、何とか山頂に辿り着くも、
様々なトラブルから、
下山が遅れてしまう。


「デス・ゾーン」と呼ばれる箇所で、
悪天候に見舞われ、
進退窮まった一行。
果たして無事下山できるのか・・・。





登山をされている方には、
大変に申し訳ない言い方なんだけれど、
こういった映画を観る度に、
「あぁ、なぜ自分からそんな恐ろしい所へ・・・」と
思ってしまう私。


普通に暮らしていれば、
決して味わう事のない、
苦行のような体験をしに、
なぜ、わざわざ出かけて行くのか・・・
って、そう言ってしまっては
身も蓋もないのだけれど。
きっと、登山が好きな方は、
ちゃんと理由があるのだろうし。


ただ、この映画で、
エベレストの山頂の、
尖った岩に手を触れた瞬間の達成感は、
観ているだけで、
確実に味わえたのも確か。
「この瞬間を感じたくて、山に登るのかもしれない」
とも思う。


凄いなぁ、エベレスト。
ベースキャンプの場所からして既に、
標高5000メートルってんだから、
富士山よりはるかに上って事なのよね。
考えただけで、酸欠になりそう。


そんなエベレスト登山に、
商業的ツアーがある事も初めて知った。
物知らずな私は、そういった極端に高い山に登る人は、
みんな職業としての登山家なのだと思っていたから。


しかもその人数は、
思っているよりずっと多い。
麓の町は登山客でごった返しているし、
ベースキャンプも人でいっぱい。
そっか、山に登りたい人って、
私が思っている以上に、はるかに沢山いるんだ。
自分に山登りの趣味が無いからと、
他の人も同じだと思ってはいけないわ(笑)。


ジェイク・ギレンホールが、
直近で観た「ナイトクローラー」での、
超胡散臭い役から一転して、
登山のガイド役ってのが、
なんだか可笑しくて。
夜の男から、大自然の男へ(笑)。
180°違う役柄。


ツアーの中に、
日本人の女性がいた。
やはり日本人は、
小柄で若く見える。


そして、当たり前の事だけど、
こういったツアーに参加するのには、
英語は必須だと痛感。
大変な危険が迫っていても、
誰かが叫んだ言葉を理解できなかったら、
一人逃げ遅れてしまう。
登山は登山の技術だけを学べばいいわけじゃない事を
学んだ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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