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「サヨナラの代わりに」 [映画]

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〔2015年/アメリカ〕


優しい夫や、気のおけない友人たちと、
幸せに暮らしていたヒラリー・スワンクは、
35歳の誕生パーティでピアノを弾いた際、
指がこわばるような感覚を覚える。


1年半後、
ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された彼女は、
自分の事は何一つできず、
車椅子で生活する日々を送っていた。


夫が雇ってくれた介護人はウマが合わず、
新しく募集をかけると、
大学生・エミー・ロッサムが応募してくる。


ロッサムは、何をするにも雑で荒っぽい女だったが、
スワンクは、
丁寧な介護より話し相手を望んでいたため、
彼女を採用する。


ロッサムと接するうちに、
心が解放されてゆくスワンク。
しかし、病気の進行は止まらず、
また夫の浮気が発覚し・・・。





女性版、そしてハリウッド版の
「最強のふたり」って感じかなぁ。


ただ、やっぱり「最強の~」の方が、
面白いと私には思えた。
別に男女差別をするわけじゃないけど、
女性の難病物って、辛い。


病気になったヒラリー・スワンクに、
今まで友達だと思ってきた
女性たちの対応があまりに酷い。
すんごい意地悪な視線。


私はあんな風にはならない、とは思うけれど、
やっぱり傍から見ると、
女はみんなあんな感じなのかなぁ。
自信なくなっちゃう(笑)。


今までの難病物と、
どこがどう違うのかと言われると、
まぁ、平凡な出来としか言いようがないけど、


ただ、
「最強の~」も、本作も、
主人公が大変な金持ちというのが、
かえって不安を煽る。
「そりゃあこの人たちはいいよ」ってな気持ちになる。


エミー・ロッサム、久し振りに見たな。
「ポセイドン」以来、9年ぶりか。
前はもっと清純な感じがしたけど、
この映画ではかなり蓮っ葉。
まぁ、それが、
金持ちの奥様、ヒラリー・スワンクとの対比として、
いいんだろうけど。


いや、むしろ、奥様役を
殺しても死ななそうな(ごめんなさい)スワンクじゃなくて
もっと女女した女優さんにした方が、
より、リアルな感じが出たと思うんだけど、どうでしょう。


評価 ★★★☆☆

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