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☆中国旅行 その2☆ [旅行]

翌日。
成都から車で2時間ほどの街・雅安に行きました。

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ここには、パンダの繁殖を目的とした施設、
「雅安パンダ保護研究センター」があります。


私たちは、ここで、
この旅行の最大の目的である
パンダのお世話ボランティアをするのです。

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まず、つなぎの作業着と、


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手袋をお借りして、身に付け、


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ボランティアのプレートを首から下げます。



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私たちがお世話をするのは、
この子。
人懐っこくて、
すぐ寄ってきました。
めちゃくちゃ可愛い。


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この子のお部屋をお掃除するために、
お外に遊びに行かせます。


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私たちが作業をしていると、戻ってきて、
こちらをじっと見ています。
あぁ、なんてお利口なんだろう。


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お掃除が終わったら、
いよいよ、一番のお楽しみのお食事です。


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まさか、パンダに直接食べ物をあげられる日が来るとは、
夢にも思っていませんでした。


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私たちがあげたのは、
にんじんと、パンダだんご。
咀嚼音まで、愛おしい。


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パンダは、
あまり近寄ると、
向こうはじゃれているつもりでも、
鋭い爪や牙で、
人間が怪我をしてしまう事もあるそうで、
食べ物は全て、トングで口に入れてあげます。


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このボランティアは、
来園者が誰でもできるというわけではなく、
事前に申し込みをして、
医師の健康診断書が必要です。
この日の参加者は、私たちだけでした。



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中国のどこかの会社から、
研修に来ていた皆さまと一緒に、
パンダだんごも作りました。


「中国は何度目ですか?」と聞かれたり、
「私は日本が大好きです」と言ってくださったり、
和気藹々と、とても楽しかった。


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全ての工程が終了するといただける、
証明書です。


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裏面。



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ここにも沢山のパンダがいて、
ボランティアはしなくても、
普通に見る事ができます。





本当に、夢のような旅でした。
これだけ、パンダと関わったのだから、
当分、見なくていいだろうと言われそうですが、
その逆で、
帰るのが名残り惜しく、
近くに住んでいたら、何度でも通いたいくらい、
パンダへの愛が強まりました。


そして、思うのはシャンシャンの事。
好奇心旺盛で、元気いっぱいのあの子が、
このような広い場所で、
伸び伸びと暮らせたら、
本当は幸せなんだろうな、と思ったりもしたのです。


うーん、でも、
中国に帰してしまうのは、やっぱり淋しい・・・。
私が考えたって、どうなる事でもないのですが、
色々考えさせられた旅でもありました。


パンダの繁殖期は、
6月~8月なので、
いわゆる「パンダ幼稚園」を見る事は出来なかった事だけが、
残念ですが、


いや、むしろ、その方が良かったかな。
また行く口実ができたので(笑)。

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☆中国旅行 その1☆  [旅行]

5月11日から14日までの4日間
中国に旅行に行ってきました。


2年前、上野動物園にパンダの赤ちゃん・シャンシャンが生まれて以来、
あの子の可愛さに魅了され、
何度も上野に通っている事は、
このブログにも時々書いているのですが、


パンダの生態を本で読んだり、
映像で観たりしているうちに、
「野生のパンダを、この目で見てみたい、
 野生は無理でも、
 野生に近い状態で育てられているという、
 中国のパンダセンターに行ってみたい」
という思いが、日に日に募ってゆくのを、
止める事ができません。


「行こう! パンダセンターに行こう! 一人でもいいから行こう!」
そう決心し、
ツアーを探している中、
そのことを、同僚女性のHさんに何気なく話した所、
「ぜひ一緒に行きたい!」という、思いもかけないお言葉があり、
2人で行くことが決まっというわけなのです。



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着いた先は、四川省成都。
いよいよ「大熊猫繁育研究基地」に入ります。


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おぉぉぉぉぉ!!!!!
嘘でしょう!?
上野動物園では、
1時間並んで、見られるのは30秒なんて時もあるパンダが、
普通に目の前にいます。
何時間でも見ていていいんです(笑)。


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よく目をこらさなければ見えないような木の上で
くつろいでいる子もいます。
ちゃんと探さなければ。


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すごい!すごすぎです!
パンダ好きにはまるで天国。
パンダの楽園。


Hさんと合わせて、
360枚も写真を撮ったのですが、
いくらなんでも、全部は載せられないので、
これくらいにしておきます。


パンダに興味のない方には、
退屈ですよね(笑)。
すみません。

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「花宵道中」 [映画]

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〔2014年/日本〕


吉原で生まれ、
吉原で育った遊女・朝霧(安達祐実)は、
人気は高かったが、
男に心開く事はなく、
地道に働いてきたおかげで、
もうすぐ年季明けを迎えようとしている。


祭りの人ごみで転倒してしまった朝霧は、
染物職人の半次郎(淵上泰史)に助けられる。
半次郎の優しさに惹かれた朝霧は、
生まれて初めての恋の予感に
胸ときめかせる。


ある日、
朝霧の贔屓客、
吉田屋藤衛門(津田寛治)が、
若い男を接待するため、
店にやって来る。
その男が半次郎と知った時、
朝霧は驚き、
また、朝霧が遊女だったと知った半次郎も衝撃を受ける。


2人の様子から、
ただならぬものを感じた藤衛門は、
半次郎の前で朝霧を裸にし・・・。





安達祐実が「劇場版・家なき子」以来、
20年ぶりに映画主演した作品なのだそうだ。


それにしても安達さんって、
変わらない。
私は、「家なき子」自体は見た事がないけれど、
彼女が子供の頃、どれほど人気だったかくらいは
知っている。


大人になって、
結婚して、
母親になって、
離婚して、
また結婚したというのに、
そのルックスは、
子役の時のままな気がする。


おそらく、同年代の女性より、
子供の頃から多くの体験をしてきたと想像できるのに、
この変わらなさって凄い。


だから、安達さんが遊女役になって、
ヌードになったり、濡れ場を演じたりされると、
観ているこちらが困ってしまう。
観てはいけない物を観ている気がする(笑)。


そして、思っていた以上に、
ヌードの場面が多い。
こういった映画で、
宣伝ばかりが大袈裟で、
実は裸はほんのちょっぴり、なんて、
誇大広告作品も多い中、
本当に頑張っていると思う。


お話も悪くはない。


遊女と、若い男との平凡な恋愛話かと、
途中まで思っていたけれど、
津田寛治演じる、吉田屋藤衛門のおかげで、
とんでもない運命に巻き込まれる2人。


思っていたより面白い映画だった。


評価 ★★★☆☆

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「リトル・フォレスト 春夏秋冬」 [映画]

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〔2018年/韓国〕


故郷の村から、
ソウルの大学へ進学したヘウォンだが、
教員試験に落ちてしまい、
傷心のまま、村に戻ってくる。


幼馴染の
ジェハとウンスクに再会したヘウォンは、
久し振りの安らぎを覚え、
また、ジェハたちも、
ヘウォンを気遣ってくれる。


ヘウォンは、
自分で育てた農作物で、
丁寧に食事を作り、
少しずつ、自分を取り戻してゆく・・・。





試写会で観た。


日本の原作漫画を、
橋本愛さん主演で映画化した、
「リトル・フォレスト 夏・秋」と
「リトル・フォレスト 冬・春」を、
韓国でリメイクした作品。


日本版は、2作に分けてあるけど、
こちらは、「春夏秋冬」まとめて1本らしい(笑)。


私は、日本版は、「夏・秋」しか観ていないので、
 ↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2015-08-07
完全に比べる事はできないけど、
こちら韓国版も、
お料理の凄さは、ハンパない。


主人公のヘウォンさん、
この若さで、これだけ料理ができたら、
なにも、教員試験に落ちたからって
落ち込む必要なんかなく、
そちらの道のプロになったらいいのに、と思えるレベル。


彼女は日常の食事はもちろん、
様々な保存食や、
マッコリまで作ってしまう。
何度も書くけど、その若さで(笑)。


彼女がなぜ、
それほどまでに料理が上手いのかというと、
それは、母親の教育。
母親はとても料理上手な人で、
その才能が、彼女に受け継がれたらしい。


全体的に、日本版の方が、
真面目で、ストイックな印象かなぁ。
それに、静かな物語とはいえ、
時折、韓国の方特有の、
性格の激しい部分が垣間見えるシーンがある(笑)。


私は、この映画のような生活は、
一生する事はない気がするけど、
お料理だけ、ヘウォンから教わってみたい。


評価 ★★★☆☆

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「アメリカン・アニマルズ」 [映画]

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〔2018年/アメリカ〕


平凡な大学生活に飽き飽きしていた、
ウォーレンとスペンサーは、
大学図書館に所蔵されている、
1200万ドル(12億円!)もする、
オーデュボンの画集を盗み出す計画を立てる。


仲間を増やそうと考えた2人は、
学友のエリックとチャズを誘い、
タランティーノの映画、「レザボア・ドッグス」を真似て、
互いを、ブラックだの、ピンクだのと、色で呼び合う事に決める。


そして、ついに決行。
果たして本をうまく盗むことができるのか・・・。





試写会で観た。


上映後、バート・レイトン監督が登壇され、
トークショーが行われたのだけれど、

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この映画は、
「実話を基にした物語」ではなく、
「完全な実話」という事で、
レイトン監督が、何かでこの事件を知った際、
映画化してみたい、と思い立ったという。


「完全に実話」というだけあって、
俳優さんが、本人役を演じている合間に、
その本人が、
インタビューを受けている映像が挟み込まれるという、
面白い作り。


それにしても、
やっぱり、盗みは現金に限るね(そこかよ(笑))。


だって、いくら1200万ドルの本を盗んだって、
私だったら、
それをどう捌いていいのか分からない。


下手に売ろうとすれば、
絶対、足がつくし、
そもそも、売りたくても、
闇ルートも知らないし、
知ったとしても、
関わるのが怖いし。


それに、この4人の男の子たち、
犯罪の素人なものだから、
計画が、それはもう杜撰で、
しかも、
実行中も、焦っちゃって、
体が震えて、
パニックになって。
慣れない事はするもんじゃないと、
ドキドキしながら観ていた。


それに、「レザボア・ドッグス」みたいに、
お互いを「色」で呼び合うと言ったって、
初対面の人たちならともかく、
元からの知り合いだと、
かえって難しくない?(笑)
私だったら、
「えーっと、この人は何色だったっけ」なんて、
迷ってしまう気がするなぁ(笑)。


入場の際に、
「結末はSNSなどに書かないようにお願いします」と
書かれた紙をもらったので、
この辺で終わりにします(笑)。


評価 ★★★☆☆

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