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「パリ、嘘つきな恋」 [映画]

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〔2018年/フランス〕


50歳のジョスラン(フランク・デュボスク)は、
無類の女好き。
だけど、深く関わる事はせず、
女は一夜の遊びだと公言している。


ある日、亡くなった母親の車椅子に座っていたところを、
隣に引っ越してきた女性・ジュリーに見られ、
ジュリーは、ジョスランが歩けないものだと勘違いしてしまう。


ジュリーは、ジョスランに、
姉・フロランス(アレクサンドラ・ラミー)を紹介する。
フロランスは事故で歩けなくなり、車椅子生活を送っているが、
テニスをし、
ヴァイオリンの公演で世界を飛び回るような、
アクティブな女性。


今まで会った女と全然違うフロランスに惹かれるジョスランだが、
自分が、本当は歩けるという事を、
言い出しそびれて、
そのまま逢瀬を重ねるようになってしまう・・・。





試写会で観た。


中年のプレイボーイが、
初めて恋に目覚めるも、
車椅子生活と勘違いされ、
それを言い出せずにいる、というコメディ。


このような事が、
現実にあるかどうかは別として、


やっぱりおフランスの人は、
恋愛上手ね。


フロランスが、とっても大人。
大人すぎ。
「そうくるの?」という展開から、
私だったら、あんな対応できるだろうかと思いながら、
観ていた。
すごく、カッコいい。


障害をテーマにしていながら、
まったく、重くなく、湿っぽくもなく、
むしろ、笑っちゃうような展開に、
心が軽くなる。


この映画で、
「嘘はどうの」とか「人を騙すなんて」とか、
そんな無粋な事は、言いっこなし。
コメディなんだし、
ある意味、
ジョスランが、車椅子だと勘違いされなければ、
フロランスとは出会えなかったわけだし、
どんな事でも、
自分のチャンスとして、繋げてゆく。
そこが大事。


それに、10代でもあるまいし、
この年になったら、
もう恋愛に、騙すも騙されるもないでしょ。
嘘なら嘘で、
一生、つき続けていてほしいし、
こっちも、つき続けるわ(笑)。
その瞬間が楽しくて、
本気なら、
それでいい。


実は、ジョスランは、
大きな靴の代理店の副社長で、
大変なお金持ち。
住んでるお家も、めっちゃ素敵。


で、自宅プールでのラブシーンは必見よ。
あんな演出されたら、
きゃー☆となってしまう(笑)。
やっぱりおフランスの恋は素敵。


評価 ★★★☆☆

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