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「パドマーワト 女神の誕生」 [映画]

PADMAAVAT.jpg
〔2018年/インド〕


13世紀。
シンガル王国の王女・パドマーワトは、
神をも平伏す美しさで、
西インドのメーワール王国の王・ラタン・シンと
恋に落ち、妃となる。


一方、北インドの武将・アラーウッディーンは、
獰猛な野心家で、
叔父を暗殺するような、手段を選ばない男。


そんなアラーウッディーンが、
パドマーワトの美しさを耳にし、
我がものにしたいと考え、
メーワール王国に攻め入るも、失敗。


諦めきれないアラーウッディーンは、
ラタンを拉致し、
パドマーワトを自分の城におびき寄せるが・・・。





試写会で観た。


いやはや、豪華絢爛。
164分という長い映画なのに、
全く飽きずに、
物語と、美しい映像に魅せられた。


・・・と、ここまで書いて、
調べてみたら、
インド映画史上、
最高の製作費が掛かっているのだそうだ。
納得。


ストーリーもいい。
タイトルにもなっている、
美しい王妃・パドマーワトを自分のものにしようと、
戦争を仕掛ける男と、
彼女を絶対的な愛で守る夫でもある、国王。


そして、男たちが力で争うなら、
女は頭だ、とでも言うように、
パドマーワトは、
知恵を使う。


特に、ある小憎らしい僧を、
自分の手を汚さずに葬った場面は、
溜飲が下がったわ。


それにしても、
美しい女って、存在だけで、
罪なのね(笑)。


なにせ、アラーウッディーンというアホ男は、
一度も会った事もない、
ただ、美しいと噂に聞いただけの
パドマーワトのために、
あれだけの大騒動。


自分が家臣だったら、怒るよ(笑)。
私の命は、
あんたの色ボケの為にあるんじゃないよ、って(笑)。
あんなんで死んでいった兵士たちは、
情けないだろう。


インド映画らしく、
ダンスのシーンもあるけど、
今まで見た事のあるのと違って、
とってもクール。
ダンスは分からない私でも、
キレがいいなと感じる。


ポスターにもあるけど、
パドマーワトの鼻輪には注目よ。
めっちゃ煌びやか。
毎回、変えてるみたいだけど、
あれは、インドの方にしたら、ピアス感覚なのでしょうね(笑)。


評価 ★★★★☆

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