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☆高知旅行 その1☆ [旅行]

2月某日。
会社の上司と上司の奥様、
同僚女性Hさん、
そして私の4人で、
1泊で高知県に旅行に行ってきました。


私は会社の皆様が大好きで、
会社に行くのが楽しくて仕方ありません。
去年の暮れだったか、
何かのきっかけで、
「旅行に行こう」という話になり、
それなら、Hさんと私の行った事がない、
四国に行こう決まり、
出発をとても楽しみにしていました。


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桂浜。
なんて美しい浜辺。

波が高いせいで、
遊泳禁止だそうですが、
私はそれは正解だと思いました。
人が泳げば海は汚れ、
俗っぽくもなります。
この美しさを保つためには、
それくらいしていいのでは、と。


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上から見た桂浜。
この青さ。


高知県といえば、
多くの方が、
「はりまや橋」を思い浮かべる事と思いますが、
旅行前に調べたところ、
この「はりまや橋」は、
“日本三大ガッカリ名所“なのだとか。


どれくらいガッカリなのか、
楽しみなような、不安なような気持ちでいたのですが、

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見て!
この可愛い橋。
なぜこれが「ガッカリ」なのか、
私にはさっぱり分かりませんでした。
映画のセットにも使えそうな良い橋。
私はすごく好きです。



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はりまや橋の脇の、
お土産物屋さん。
こちらも可愛い。



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高知城。
天守閣まで登ったのですが、
なにせ、写真を撮る習慣がないので、
全体像だけ。


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坂本龍馬の銅像。
やはり竜馬は高知県のヒーローのようで、
街のあちこちに、
像や肖像画が見られます。

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「女の教室」 [映画]

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〔1959年/日本〕


ある女子医大のインターン7人は、
入学以来の仲良し。


貧しい母子家庭で育った蝋山操(野添ひとみ)は、
早く国家試験に合格して、
母(浦辺粂子)に楽をさせてやりたいと考えている。


轟有為子(叶順子)は、
裕福な家に育ったが、
盲目の弟がいる。


7人は、揃って国家試験に合格し、
喜び合う。
操と有為子の次の目標は、
研究で学長賞を取る事。


共にトップクラスの成績である2人は、
どちらが受賞してもおかしくはなかったが、
特に操にとって、
学長賞の賞金はとても大きく・・・。





医師を目指す、
7人の女子大生の青春物。


女が7人、
しかも同じ学校で、
時にライバルにもなりうる関係、と聞くと、
揉め事や、喧嘩がありそうな気もするけど、
そのような事は一切なく、
全員が良好な関係で、
物語は進む。


それどころか、
仲間の1人の結婚が、
親から反対されていると聞くと、
6人が揃って、その子の家に押しかけ、
両親に抗議する始末。


ただ、裕福な家の子が多い中、
野添ひとみさん演じる操だけが、
少し屈折している。


みんなが、恋愛だ、遊びだと言っている時でも、
一人、黙々と勉強に励み、
空いた時間に、病院でアルバイトをする。
それもこれも、全ては、
無理して医大に行かせてくれている、
母の苦労に報いるため。


この母は、
他人に自分の子供の学費を払わせたりはせず、
「400万円は贈与だ」、などと言い張る事もせず(笑)、
自分が働いた稼ぎだけで、
操を学校に行かせている。


だから、観ているこちらは、
そんな操に、
賞金が出る学長賞とやらを、
取らせてやりたいと思うわけだけど、
まぁ、その結果は、
ここには書かない。


若い女の子が沢山いると、
それだけで、
その場が華やぐものだが、
7人の女の子たちの中で、
やはり野添さんは、
図抜けて可愛い。


スラリとしている上に、
顔も小さいので、
スタイルもとってもよく見える。


それから、
今まで私は、
叶順子さんの魅力がイマイチ分からなかったけれど、
この映画の彼女は、
とても良かった。


野添さんのライバルでありながら、
いつも彼女の事を
さり気なく考えてあげている、
優しい友達役を、
好演されていた。


自分のことばかりで、
心に余裕のない野添さんの役より、
叶さんの役の方が、
医師に向いているのかも。


評価 ★★★☆☆

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「貴族の階段」 [映画]

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〔1959年/日本〕


西の丸氷見子(金田一敦子)は、
貴族院議員の議長をする父・秀彦(森雅之)、
母、兄と暮らすお嬢様。


西の丸家には、
いつも陸軍大臣などが出入りし、
秀彦と密談している。
氷見子は父からの言い付けで、
隣室で客人に気付かれないように、
会話の全てを書き留めている。


氷見子の親友・節子(叶順子)と、
氷見子の兄・義人(本郷功次郎)は、
互いに仄かな恋心を抱き合っている。


ある日、西の丸家の別荘へ、
節子ら学友が遊びに行った夜、
秀彦が節子に襲い掛かり、
思いを遂げる。


その日から、
ふさぎ込み、
義人を避けるようになった節子を、
氷見子は訝しく思うが・・・。





二・二六事件を背景にした、
政治色が盛り込まれた映画なのだけれど、
西の丸氷見子目線で描かれているので、
なんとなく、
乙女チックな風合い。


森雅之演じる西の丸秀彦のいやらしさ、
気持ち悪さったらない。
娘の学友、
しかも、いずれ息子の嫁になるかもしれない女を
手籠めにするって、
一体どういう事だろう。


彼は自信に溢れ、
この世で手に入らないものは、
何一つ無いと思っているみたいだ。
そして、きっと、
自分が世界一偉いのだろう。


女なんか、
力でねじ伏せて、
その後、どうなろうが、
知ったこっちゃない、ってか。
彼は、女中にも手を付けていて、
その女中に、
「節子を寝室に呼びなさい」と命令する。
今なら、
全員で結束して、録画録音でもして、
「Me Too」と訴えるのに。


結局、節子は自殺し、
秀彦は総理大臣に。


おそらく、秀彦は、
その先の生涯、節子の事を思い出す事もないだろう。
世界で自分が一番偉い彼は、
自分のせいで死んでいった女なんて、
どうでもいい事だから。


どんな事をしてたって、
出世する奴は、出世する。
バチなんてものは、
実際にはありはしない。


評価 ★★★☆☆

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「長江 愛の詩」 [映画]

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〔2016年/中国〕


亡くなった父親の貨物船を引き継ぎ、
船長になったガオ・チュン(チン・ハオ)。


ガオは、機関室で、
「長江図」と題された詩集を発見する。
そこには父親が
1989年頃に創作した、
沢山の詩が書かれていた。


上海の船着き場で、
ガオは双眼鏡の中に、
一人の女を見つけ、
なぜか心惹かれる。


その女・アン・ルーと、
長江を遡るうち、
何度も遭遇し・・・。





試写会で観た。


起承転結があまりない、
淡々とした映画。


この映画のヤン・チャオ監督は、
「必ずしも、ストーリーを追わなくていい。
 雰囲気を楽しんでほしい」と
仰られたそうだ。


先にそう言われると、
「そうか」とその気になってしまうのが、
私のダメな所だけど(笑)、
確かに、長江の景色に圧倒させられ、
ストーリーは二の次になってしまう。


よく、外国の大きな川は、
日本人の想像の絶する、
海と言ってもいいくらいの広さがある、
と聞くけれど、
本当にその通りだった。


ガオの船が進む先に、
陸は全く見えず、
その大きさは、海としか言えないような広大さ。


この映画の特色は、
船が長江を遡って進んでゆくところ。
この手の映画は大抵、
川を下りながら物語が進んでゆくので、
その手法は珍しいと、
上映前に説明があった。


沢山の船が停泊し、
行き来する上海の河口から、
川を遡るにつれ、
両岸は、岩が迫ってくるようになる。


それから、ダムがある。
このダムは意外と新しいようで、
ダムのおかげで、
人々の生活が良くなった面もあるけれど、
自然破壊も深刻なようだ。


長江にダムかぁ。
この大きな川にダムを造るという
技術は凄いけど、
できれば、そんな風に人の手など入れる事なく、
永遠にゆったりと流れていてほしかったなぁ。
中国人でもない私が、
余計なお世話だけど。


評価 ★★★☆☆

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「地中海殺人事件」 [映画]

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〔1982年/イギリス〕


探偵・ポアロ(ピーター・ユスティノフ)は、
ホーレス卿から、
「女優・アリーナに贈った宝石が、
 婚約解消により返却された際、偽物に変わっていた。
 調べてほしい」との依頼を受ける。


アリーナは、
地中海の島にあるホテルに滞在する予定との事、
ポアロも島に赴く。


ホテルの女主人は、
アリーナとは、
昔、女優仲間で、
犬猿の仲。


さらに、他の滞在客も、
アリーナを好ましく思わない人間ばかり。


そんな中、アリーナが殺される。
ポアロの聞き込みによると、
全員にアリバイがあるのだが・・・。





アガサ・クリスティーの映画、
3本目。
凝りだすと、
観ずにはいられないのは、
いつもの事(笑)。
でも、とりあえず、
借りられたのは3本なので、
今回は、これで終わり。


昨日は、ミス・マープルが探偵だったけど、
またポアロに戻った。


このポアロさん、
とにかく行く先々で、
殺人事件が起こるのね(笑)。
不謹慎だけど、
羨ましいような確率。
(それは、明智小五郎にも、
 金田一耕助にも言える事だけど(笑))


それも、彼に関わる事件は、
今まで3本観てきた全てが、
金持ちたちが、
日常生活と離れたバカンス中に起こり、


さらに、殺された人間は、
周囲の人間全員から、
殺したいほど憎まれているという、
似たようなパターン。


いや、これは悪口じゃない。
だって、どれも、
とっても面白い。
そりゃあ、最近の映画に比べたら、
謎解きは簡単かもしれないけど、
誰が?
どんな理由で?
と考える探偵ものって、
やっぱり目が離せない。


それから、
やっぱり探偵ものって、
最後に、容疑者全員を
一箇所に集めて、
「犯人はお前だ!」とやるのが、
お約束なのかしらね(笑)。


私がもし犯人だったら、
その場にいるだけで、
ドキドキするだろうなぁ(笑)。


ジェーン・バーキンが素敵すぎ。
地中海にバカンスに来ていながら、
太陽に当たると、
皮膚に水膨れが、と言って、
完全防備。


嫌いな女優なら、
「じゃあ来るなよ」と言ってしまう所だけど、
彼女なら、OK(笑)。
その完全防備のファッションまでが、
とっても素敵で、似合ってるし。


評価 ★★★☆☆

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