「地中海殺人事件」 [映画]
〔1982年/イギリス〕
探偵・ポアロ(ピーター・ユスティノフ)は、
ホーレス卿から、
「女優・アリーナに贈った宝石が、
婚約解消により返却された際、偽物に変わっていた。
調べてほしい」との依頼を受ける。
アリーナは、
地中海の島にあるホテルに滞在する予定との事、
ポアロも島に赴く。
ホテルの女主人は、
アリーナとは、
昔、女優仲間で、
犬猿の仲。
さらに、他の滞在客も、
アリーナを好ましく思わない人間ばかり。
そんな中、アリーナが殺される。
ポアロの聞き込みによると、
全員にアリバイがあるのだが・・・。
アガサ・クリスティーの映画、
3本目。
凝りだすと、
観ずにはいられないのは、
いつもの事(笑)。
でも、とりあえず、
借りられたのは3本なので、
今回は、これで終わり。
昨日は、ミス・マープルが探偵だったけど、
またポアロに戻った。
このポアロさん、
とにかく行く先々で、
殺人事件が起こるのね(笑)。
不謹慎だけど、
羨ましいような確率。
(それは、明智小五郎にも、
金田一耕助にも言える事だけど(笑))
それも、彼に関わる事件は、
今まで3本観てきた全てが、
金持ちたちが、
日常生活と離れたバカンス中に起こり、
さらに、殺された人間は、
周囲の人間全員から、
殺したいほど憎まれているという、
似たようなパターン。
いや、これは悪口じゃない。
だって、どれも、
とっても面白い。
そりゃあ、最近の映画に比べたら、
謎解きは簡単かもしれないけど、
誰が?
どんな理由で?
と考える探偵ものって、
やっぱり目が離せない。
それから、
やっぱり探偵ものって、
最後に、容疑者全員を
一箇所に集めて、
「犯人はお前だ!」とやるのが、
お約束なのかしらね(笑)。
私がもし犯人だったら、
その場にいるだけで、
ドキドキするだろうなぁ(笑)。
ジェーン・バーキンが素敵すぎ。
地中海にバカンスに来ていながら、
太陽に当たると、
皮膚に水膨れが、と言って、
完全防備。
嫌いな女優なら、
「じゃあ来るなよ」と言ってしまう所だけど、
彼女なら、OK(笑)。
その完全防備のファッションまでが、
とっても素敵で、似合ってるし。
評価 ★★★☆☆