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「パディントン2」 [映画]

PADDINGTON2.jpg
〔2017年/イギリス〕


ペルーからやって来た、
クマのパディントンも、
今ではすっかりロンドンでの生活に慣れ、
ブラウン家の家族として、
充実した日々を送っている。


パディントンは、
ペルーのルーシーおばさんの誕生日に贈る
プレゼントを買おうと、
骨董品のお店に行く。
すると、おばさんにピッタリの品、
ロンドンの街が描かれた飛び出す絵本を見つける。


けれど、その絵本はとても高価。
パディントンはアルバイトをしてお金を貯め、
絵本を買おうと意気込む。


ところが、骨董店に、
何者かが泥棒に入り、
絵本が盗まれ、
さらに、泥棒を捕まえようとしたパディントンが、
犯人に間違われ、逮捕されてしまう。


ブラウン家のみんなは、
パディントンの無実を晴らすため、
奔走するが・・・。





良かった、本当に良かった。
まさか、これほどとは、
想像もしていなかった面白さ。


冒頭、
弾むようなテンポで描かれる、
パディントンの、
ロンドンでの日常。
彼が、日々をいかに楽しくすごし、
そして、街のみんなから愛され、
役に立っているかが分かる。


観ているこちらまで、
心浮き立つ出だし。
掴みはOK!


その後、色々あって、
泥棒に間違えられ、
警察に逮捕されてしまうパディントン。


その手には、
手錠をかけられるという、
何ともリアルで、ショックな展開。
今の日本での、
どんな凶悪犯が連行されるニュースでも、
なぜか手錠にはボカシがかけられるという、
不思議な現実を鑑みると、
これ、子供に見せちゃいけないんじゃなかろうかと
思えるような、絵面。


この先のパディントンのムショ生活はどうなるの?と、
気になるけれど、
そこはファンタジー。
パディントンの人柄(熊柄?)のおかげで、
最初は殺伐としていたムショの雰囲気に
変化が表れ、
どんどんハッピーに(笑)。


小ネタも笑える。
靴下を洗濯しちゃった場面とか、
ブラウン家のみんなが面会に来た時の
様子とか。


映画の「2」が、
「1」より良かったというのは、
あまりない気がするけど、
このパディントンは、
もう絶対、「2」の方が面白い。
それは「1」が駄目というわけではなく、
よりパワーアップしたという感じで。
 ↓
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-11-05


「1」の敵役は、ニコール・キッドマンだったけど、
本作はヒュー・グラント。


ヒュー様は、
「ドッグフードのCMに出るような」落ちぶれた俳優という役を
見事に演じておった。


で、で、
映画の本筋とは関係ないけど、
ヒュー様の家の中には、
過去の栄光にすがるかのように、
若かった頃の写真が
無数に飾ってあるのだけれど、
これがファンには必見。


昔の、
あの美しく、イケメンだった頃の
ヒュー様のお写真だらけで、
私ったら、一瞬だけ
パディントンの事を忘れて、
それらのお写真にウットリしてしまった(笑)。


評価 ★★★★☆

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