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「朱雀門」&若尾文子さんトークショー [映画]

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〔1957年/日本〕


角川シネマ新宿で行われている
「市川雷蔵祭」のイベントの一つである、
若尾文子さんのトークショーに行ってきました。


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(シネマトゥデイさんより)


若尾さんのトークショーは、
7月5日に行ったばかりなのは、
「清作の妻」のレビューで書きましたが、
あの時は、若尾さんご本人を
どうしてもこの目で見てみたいという
思いに駆られての事でした。


今回は、
若尾さんが、市川雷蔵さんをどんな風に語るのか、
それを聞きたいというのが大きな目的です。


今回はネットでチケット予約ができましたので、
一般席では、最前列(実質2列目)の真ん中の座席を確保。
(1列目は記者席でした)
当日をすんごく楽しみにしておりました。


まずは、お二人が初めて共演された映画、「朱雀門」の上映のあと、
若尾さんのご登場。
7月の時と同じように、
私は少し泣いてしまいました。


ただ、その後の、
雷蔵さんの思い出を語られる若尾さんのお話は、
時々声をあげて笑ってしまうくらい、楽しかったです。


「初春狸御殿」で、苦手な日本舞踊を踊る若尾さんを見た雷蔵さんが、
「それでは(日本舞踊ではなく)デンマーク体操だなぁ」と言ったとか、
真面目な顔をして毒舌家で、
でも、全く腹が立たなかったそうで、
とても頭の良い方だったと。


最初は、お二人は、
そう仲良しというわけではなかったけれど、
雷蔵さん行きつけの、
京都のうどん屋さんに皆で行った時、
「本当に美味しい」と言った事から、
急速に親しくなられたのだそうです。


雷蔵さんが亡くなる少し前に、
「劇団を旗揚げしないか」とのお誘いがあったという
エピソードを明かしてくださいました。
病気になられて、それも叶わなかったそうだけれど、
雷蔵さんが生きておられたら、
夢のような劇団になっていたでしょうに、
聞いている私も、とても残念に思いました。


お話に出てきた、
「初春狸御殿」は、
ビデオは買ってあるけれど、
まだ観ていない作品。
もう絶対、近いうちに観なくちゃ。


「初春~」だけでなく、
雷蔵さんの作品も、若尾さんの作品も、
まだまだ未見の作品がいっぱいあります。
なんとか全部観られる日が来るといいのだけれど。


評価 ★★★☆☆

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