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「パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT」 [映画]

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〔2010年/日本〕


旅行先のアメリカで交通事故に遭った春花(青山倫子)が、
東京の実家に帰ってきた。
両足を骨折して、
完治には半年くらいかかりそうだ。


家族は、父と浪人生の弟・幸一(中村蒼)。
父が仕事で不在がちなため、
必然的に幸一が春花の面倒をみるようになる。
元々、幸一は料理が得意な上に、
春花とも仲がいいので、
そう苦でもなさそうだ。


春花の部屋で怪現象が起こり始める。
幸一は、半分ふざけて彼女の部屋に盛り塩をするが、
朝になると、山型に盛った塩が崩れている。


実は幸一は、春花に内緒で、
カメラを仕掛けており、
塩が崩れた様子も映っていた。


勝手な事をしたと春花は怒るが、
その後も次々起こる怪現象に、
春花の方から、
カメラの設置を願い出る・・・。





また観てしまった「パラノーマル」シリーズ(笑)。
「パラノーマル○○」というタイトルのDVDは、
相当数出ているようだけれど、
これはパクリではなく、本流の1本で、
なぜか東京が舞台。
日本人の女が、
悪魔を日本に連れ帰ってしまったらしい。
「やっちまった」という言葉が頭に浮かぶ(笑)。


キリスト教の素養がない日本に、
悪魔の概念はないと思うんだけど、
主人公の姉弟も最初はそのようで、
お祓いの為に、家に神主さんを呼んだりしている。


でも、姉に憑りついた「何か」は、
離れようとはしない上に、
その後、とんでもない出来事が起こる。
日本の神様より、
悪魔の方が強いらしい(笑)。


色々な映画サイトを見ると、
「こんなもんで怖がるなー!」というご意見も多いけれど、
私は怖かったなぁ。
だって、日本の、どこにでもある一軒家で起こった出来事で、
とっても感情移入しやすい。


それから、主演の、
青山倫子さんと中村蒼さんの演技が
すんごく自然で、
それも怖さ倍増の理由かも。


私には男の兄弟がいないせいもあるけど、
兄弟の組み合わせで、
一番好きなのが、
姉と弟。
(もちろん、仲がいい事が大前提だけど)


この映画での青山さんと中村さんの関係は、
それはもう、微笑ましいような感じで、
普段は軽口たたきあったり、
ときには、軽く言い争いもするけど、
姉の為に一所懸命になる弟と、
いざという時、弟を守ろうとする姉の気持ちが、
とてもよく出ているんだな。


ホラーな部分を除けば、
そこにとても好感が持てる内容。


ここまできたら、
シリーズ最後まで観るぞ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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