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「フライト・ゲーム」 [映画]

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〔2014年/アメリカ〕


航空連邦保安官のリーアム・ニーソンは、
ニューヨーク発ロンドン行きの旅客機に乗り込んだ。


彼が座席に着いてすぐ、
ケータイにメールが入る。
「指定する銀行口座に1億5千万ドルを振り込まなければ、
 20分毎に乗客を1人殺していく」、と。


驚いた彼は、犯人を捜そうと周囲を見回すが、
それらしい人物は見当たらない。
しかし、彼の行動を的確に言い当てる犯人が、
機内にいる事は間違いない。


最初の犠牲者が出る。
ニーソンは、隣の席の女・ジュリアン・ムーアや、
信頼できるCAに協力を頼み、
犯人を捜す。


しかし、乗客たちがニーソンの動きに不信を抱き始め、
彼の機内での行動がネットに動画投稿されてしまう。


テレビは、ニーソンがハイジャックをしていると勘違いし、
彼の過去の職歴や、
家族の問題、
アルコール依存症などの事実までが報道されてしまう。


そうしている間に、第2第3の犠牲者が。
犯人は誰なのか・・・。





飛行機内で事件が起こるって、
映画ではたまにある設定だけど、
限られた空間なだけに、
スリル満点となるか、
有り得ないとなるか、
作り手側の腕の見せ所という感じか。


で、この映画。
それなりに緊張できる。
映画館の中の、ほどよい暗さと、
スクリーンに映し出される、
夜間飛行の機内の暗さが、
ちょうど同じくらいで、
さらに、そこにいる観客が全員、
前方を向いて座っているのも同じな事から、
自分も乗客の一人のような気になってくる。


ケータイが無かったら、
成立し得なかった話で、
そこが現代風。


リーアム・ニーソンが、
犯人にわざと返信メールを送り、
その瞬間ケータイをいじっている人間が
怪しいというわけだ。


けれど、最初はその程度の犯人捜しだったけれど、
ニーソンは焦るあまり、
次第に乗客全員に、
様々な事を要求し始めるんだな。


全員に手を挙げさせたり、
ケータイを見たり、
席を移動させたり。


それって、
乗客の皆さんが英語を理解できるから、
彼の命令に従えるけど、
私がこの一人だったら、
わけが分からずにモタモタモタモタして、
人より行動が10テンポくらい遅れる、絶対(笑)。
そして、それが怪しいってんで、
犯人にされそう(笑)。


ただ、不謹慎を承知で言うなら、
機内でこんな風に、一人一人の取り調べみたいな事があったら、
その状況を楽しんじゃう気もするな。
(もちろん、死人が出ない事、命の危険が無い事が大前提)
だって、長時間の飛行機内って、
めっちゃ退屈で、
いつも時間を持て余してしまう。
こんな体験、めったに出来る事じゃないし。


評価 ★★★☆☆

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