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「イントゥ・ザ・ストーム」 [映画]

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〔2014年/アメリカ〕


アメリカ中西部の町・シルバーストーン。
ここで暮らすゲイリー(リチャード・アーミティッジ)は、
高校の副校長で、今日は卒業式。
17歳の息子・ドニー(マックス・ディーコン)と、
16歳の息子・トレイ(ネイサン・クレス)は、
撮影係をする事になっている。


今日は空が曇り、
今にも嵐が来そうな天気だったが、
卒業式は予定通り、
執り行われると言う。


ドニーたちが学校に行くと、
女生徒のケイトリンが困り果てていた。
廃墟になっている工場でビデオ撮りをしたのに、
そのファイルが壊れていて、
教師に却下されたと言うのだ。


ケイトリンはドニーの片思いの相手。
式の撮影より彼女を助けなきゃ、と、
ドニーはケイトリンを連れ、
廃工場へ行く。


そんな中、空は異常な様相となる。
とてつもない竜巻が発生し、
街を襲い始めたのだ。


そしてそんな竜巻を追いかける集団がいた。
研究者のアリソン(サラ・ウェイン・キャリーズ)、
竜巻をカメラに納めたいと躍起になるピートと、
彼の助手たち・・・。





巨大な竜巻をテーマにした映画といえば、
「ツイスター」を思い出すけれど、
あれってもう18年も前の映画なのね。
冒頭のエピソードが悲しかった事は覚えているけど、
細部までは記憶に残ってなくて、
だからこの映画は、
なんだか新鮮な気持ちで観られた。


CGとは分かっているけれど、
竜巻が起こる瞬間がすごい。
私は長い間、
ずっと思い間違いをしていたようで、
竜巻って、地面で渦を巻く空気が、
徐々に大きくなっていったものだと勘違いしていて。
(よく考えれば有り得ない事だ(笑))


だから、空の空気が渦巻いて、
竜巻が発生する様子を見たのが、
とても印象的で。
あれじゃ、誰の力を持ってしても、
竜巻の威力は止められない。


それから、
竜巻同士が合体して、
巨大なものになってゆく映像も凄い。
現実に、あんな事ってあるんだろうか。


そこに絡むエピソードは、
まぁ、想定の範囲内。
父親と息子の確執だったり、
廃墟に閉じ込められた、高校生の男女だったり、
竜巻ハンターだったり、と。


ただ、彼らが体験する数々の出来事は、
手に汗握りながら観てしまう。
建物は一瞬にして壊れるし、
止まってる飛行機まで舞い上がっちゃう。
あんなのを目の当たりにしたら、
体が固まって動けないと思う。


竜巻って今までは、
アメリカの出来事で、
私には直接は関係ないって思ってきたけれど、
日本も異常気象で、
去年の9月に埼玉で大きな被害が出た事を思い出す。


もう日本も、他人事とは言えないのかもしれない。
自然の力は侮れない。


評価 ★★★☆☆

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