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「リスボンに誘われて」 [映画]

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〔2013年/スイス・ポルトガル・ドイツ〕


スイスのベルンで高校教師をする
ライムント・グレゴリウス(ジェレミー・アイアンズ)は、
ある日、橋から川に飛び込もうとする女を助ける。


去って行った彼女が忘れたコートのポケットには、
1冊の本が入っており、
それを少し読んだライムントは、
書かれている内容に心惹かれる。


そして、そこには、著者の故郷であるポルトガルの首都・リスボンへの
汽車の切符が挟んであった。


切符を返そうと駅に行ったライムトンだったが、
彼女は来ておらず、
彼は衝動的に、
ホームにいるリスボン行きの列車に、
咄嗟に飛び乗ってしまう。


リスボンに着いて、真っ先に本の著者・アマデウ・デ・プラド(ジャック・ヒューストン)の家に
行ったライムトンはアマデウの妹に、
迎え入れられる。
その後も彼は、アマデウの足跡をたどる。
レジスタンスとしての活動、
恋、友情など、
アマデウの人生を辿る旅は・・・。





老境に差し掛かった高校教師が、
一冊の本の著者の人生を辿る旅。


表向き医者だった著者が、
レジスタントの活動をしていたという事から、
面倒臭い内容だったら、私に理解できるかなと思っていたけれど、
お話のテーマはそこではなく、
彼の恋愛と三角関係にまつわる内容であった。
(もちろん革命も大切な要素だけれど)


不勉強な私は、
ポルトガルで革命があった事も知らないし、
政治的に深い事を描かれても、
きっと混乱するばかりだっただろうから、
ちょっと安心した次第(笑)。


それより何より羨ましいのは、
列車の切符一つで、
外国に旅行できちゃうヨーロッパという地域。


地図で確認してみると、
スイスからポルトガルまでだと、
フランスとスペインを通らなければならない。


距離を日本で換算すると、
北海道から九州まで。
(私の計測が間違ってなければ)
それを切符一枚で、
思い立っただけで、サッと列車に飛び乗れるなんて、
本気で羨ましい。


ただ、高校教師である主人公のケータイには、
ひっきりなしに校長から電話が入る。
それは当たり前よね。
授業をほっぽり出して、
旅行に出ちゃってるんだもの。
教師も一つの職業とはいえ、
大切な生徒を預かっているのだから、
突然の職場放棄は良くない。


ポルトガルか。
私がこの国ですぐ思い出すのは、
クリスティアーノ・ロナウドくらい。
(サッカーは全く知らないけど、イケメンには弱い(笑))
いつか行ってみたいけど、
初のヨーロッパ旅行がポルトガルって事はない気もするし、
いつになるかはちょっと分からない(笑)。


評価 ★★★☆☆

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