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「ファンボーイズ」 [映画]

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〔2008年/アメリカ〕


1998年。


「スターウォーズ」オタクの4人の若者、
エリック(サム・ハンティントン)、
ライナス(クリストファー・マークエット)、
ハッチ(ダン・フォグラー)、
ウィンドウズ(ジェイ・バルシェル)の頭の中は、
来年公開される「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」の事でいっぱい。


しかし、このうちの1人、ライナスが癌を患い、
余命半年である事が分かる。


なんとか彼が生きている間に「エピソード1」を観せてやりたい。
そう考えた3人は、
ルーカス・フィルムの本拠地「スカイウォーカーランチ」に忍び込み、
保管されてあるはずのフィルムを観てしまおうという
計画を思い付く。


ポンコツカーに乗って、
アメリカ横断の旅に出た彼らは、
途中、様々な困難や妨害に遭いながらも、
なんとか目的地に到着。


果たして彼らは、
「スカイウォーカーランチ」の警備をすり抜けて、
新作を観る事ができるのか・・・。





一口に「映画が好き」と言っても、
そのタイプは様々で、
私のように、とにかくジャンルを問わず、
数を多く観たいという者もいれば、
1本の映画を、
何度も何度も繰り返し観る者もいる。


この映画は、
「スターウォーズ」オタクの若者たちの
ロードムービーなわけだけれど、
「スターウォーズ」に関する知識が半端なくて、
観ていて感心する。
そして、
同じ趣味の仲間が偶然近くにいた事が羨ましい。


ところで、
「スターウォーズ」オタクと、
「スタートレック」オタクは、
アメリカでは、そんなに敵対しているの?(笑)


道中、4人はしょっちゅう、
「スタートレック」オタクと喧嘩をしている。
日本で言えば何だろうと考えたけど、
ちょっと浮かばない。


「スカイウォーカーランチ」の、
警備員さんたちの、
着ている物が笑える。
全員が、ダースベイダーの手下みたいな、
あの白くて硬そうな衣装を身に付けているのよ。


あれは本当にそうなんだろうか。
それともシャレ?
そもそも、この映画に、
「スカイウォーカーランチ」がどこまで協力しているのか、
それとも全く無視を決め込んでいるのか、
それさえよく分からない。


ライナスが末期癌の患者に見えないのが
ご愛嬌だけれど、
ロードムービーとしても楽しめる。


評価 ★★★☆☆

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