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「シェフ! 三ッ星レストランの舞台裏へようこそ」 [映画]

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〔2012年/フランス〕


天才的な料理の腕前と舌を持つミカエル・ユーンは、
その能力ゆえ、
勤務先のレストランで、余計な口出しをせずにはいられず、
すぐクビになってしまう。


臨月の恋人と暮らす彼は、
レストランで働くことを諦め、
老人ホームのペンキ塗りの仕事に就くが、
そこでも、窓から見える厨房の様子に、
すぐ首を突っ込む始末。


一方、三ッ星レストランの有名シェフ・ジャン・レノは、
窮地に陥っていた。
料理が古いと言われ、
助手たちがいっぺんに辞めてゆき、
オーナーからは、
次の審査で星の数が減ったら解雇だと言い渡されたのだ。


そんなレノは、
偶然から、ユーンの作ったスープを口にし、驚く。
ユーンはレノを尊敬しており、
彼の出したレシピ本を参考にスープを作ったのだ。
レノは、かつて自分が作り出した味を忠実に再現した、
ユーンの腕前に感動し、
彼に助手になってほしいと願い出る。


レノのレシピに勝手に手を加えるユーンに怒りながらも、
レストランの存続に賭ける2人。


ユーンは、恋人に、レストラン勤務の事を言い出せず、
それがバレて、愛想をつかされてしまうが、
なんとか彼女の理解を得ようと、
そちらの方でも奔走する。
果たして結果はどうなるのか・・・。





こ、これって、
日本が大きく資本を出しているのだろうか。
それとも、日本の映画市場がターゲット!?
ジャン・レノとミカエル・ユーンが、
敵のレストランに偵察に行く場面があるのだけれど、
それがもう、大変可笑しくて、
劇場内は爆笑の渦。


この場面は予告にも入っておらず、
だから、詳しくは書けないのだけれど、
なんというか、小梅太夫な感じ?
(意味わかんないですよね。
 私も書けなくてもどかしいです)。
宣伝するわけじゃないけど、あの場面だけでも、
みんなが見たら楽しいのにと思う。
日本人だったら、
めちゃ受けする事、間違いなし!(笑)


お話は、まぁ平凡だけど、
お正月に疲れた頭には、
気楽に観られてホッとできる。
想像通りの大団円で、
翌日からの初仕事も、
上手く乗り切れそうな気がしたよ(笑)。


出てくるお料理が美味しそうで、
さらに、見た目がとっても綺麗。
フランスには行った事がないけれど、
やっぱり三ッ星レストランともなると、
あのようなお料理がたくさん出てくるのでしょうか。


ユーンの、とっても綺麗な恋人が、
臨月の大きなお腹を抱えていても、
仕事をしていて、
特に結婚したいとか思っていなさそうなのが、
日本と違う所。
彼女の両親も出てくるけど、
「どうするの!その子は!」なんてセリフはいっさい無し。
フランスの家庭事情、出産事情は詳しくないけど、
そんな事は別に普通なんだろうと察せられる。


・・・と、ここまで書いて、
調べてみたら、
さきほど書いた爆笑の場面は、
ジャン・レノの案らしい。
彼ってそんなに日本を好きでいてくれてるのね。
嬉しいな。
ただちょっと間違った認識だけれどね(笑)。


評価 ★★★☆☆

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