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「ホビット 思いがけない冒険」 [映画]

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〔2012年/アメリカ・ニュージーランド〕


あの「ロード・オブ・ザ・リング」の物語より、
60年前もの昔・・・。


ホビット庄で平和に暮らしている、
まだ若かったビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)の家に、
魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)がやって来る。
さらに、ガンダルフの呼びかけに応じてやってきた、
13人にドワーフたちから、
旅に誘われるビルボ。


旅の目的は、
“スマウグ”という怖ろしいドラゴンに奪われた、
ドワーフ王国を、
奪回するというものだった。


最初は、参加を拒否したビルボだったが、
翌朝、思い直し、
一行に加わる事になる。


そこから、彼らの壮大な冒険が始まった。
様々な敵に遭遇し、
様々な困難を乗り越えながら進む一行。


そして、ビルボは出会う。
あの指輪を持ったゴラムに。
ゴラムが気付かぬうちに落とした指輪を、
ビルボが拾ったのだ。
半狂乱になって指輪を探すゴラム。
指輪をはめたビルボは、
指輪の不思議な魔力に気付き・・・。





「ロード・オブ・ザ・リング」は、
どちらかというと苦手な映画だったけれど、
これは楽しめた。


まず、その映像に圧倒される。
どの場面も奥が深いというか、
洞窟や、地底での場面が、
どこまで続いてるんだと思わされるくらい凄くて、
(上手く説明できない(笑))
見入ってしまう。


旅の仲間は、
危機、また危機なんだけど、
もう駄目か!?と思うと、
必ず助けがきたり、
その機転で難を逃れたり、
ハラハラの連続。
その辺の展開も、なかなか面白い。


途中で、ビルボが仲間からちょっと浮いちゃって、
ちょっと悲しい思いをする場面があるんだけど、
でも、最後はちゃんと仲直り。
子どもが観るにもいいんじゃないのかな。


「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚とも言えるような、
この作品、
私はてっきり、
ピーター・ジャクソン監督が考えた、
オリジナルのストーリーだと思っていた。


けれど、観終わって家で調べたら、
トールキンは、
「ロード~」より前にこのお話を、
児童文学として上梓しているのだと知った。
不勉強な自分が恥ずかしいわ。


ビルボが初めて指輪を目にした時、
やっぱりドキっとしたな。
ここから全てが始まったんだ、って。


この映画も3部作だという事だ。
なんだか楽しみになってきた。


評価 ★★★☆☆