「マックス・ペイン」 [映画]
〔2008年/アメリカ〕
妻子を惨殺された刑事・マックス・ペイン(マーク・ウォールバーグ)は、
閑職に回されながらも、
まだ捕まらぬ犯人を追い求める日々。
捜査を続けるうちに、
ナターシャ(オルガ・キュリレンコ)と知り合ったペインは、
何かを知っているらしい彼女を、
自室に連れてゆく。
しかし、誘惑に乗らないペインに怒ったナターシャは、
部屋から出て行った直後、
路地裏で何者かに殺されてしまう。
ペインは、ナターシャが彼の財布を持っていた事から、
殺人容疑を掛けられてしまう。
さらに、ナターシャの姉・モナ(ミラ・クニス)からも、
復讐のため狙われ、窮地に陥る。
これらの事件に関わった人間が皆、
同じタトゥーを入れている事に気付いた、
ペインの同僚アレックスは、
それをペインに報せようとするが、
彼もまた殺される。
ペインは妻殺しの犯人を捕まえる事ができるのか・・・。
この間観た「テッド」で、
絶妙のカップル演技を見せてくれた、
マーク・ウォールバーグとミラ・クニス。
この2人が「テッド」以前にも共演したのが、
この映画。
未見なので、この機会に観てみた。
ゲームを映画化したそうで、
そのせいというわけではないだろうが、
とにかく、どこかで観たような場面ばかり。
ちょっとオカルトちっくな感じが、
他の映画と違うかなとは思うけど、
それも、ドラッグによる幻覚で、
本物のモンスターが出てくるわけじゃない。
期待した、
ウォールバーグとクニスの絡みも、
別に何事もなく終わってしまう。
ウォールバーグは殺された妻の事で頭がいっぱいで、
他の女が入り込む余地が無いし。
オルガ・キュリレンコの扱いが軽くて、
そんなものかなと思った。
同じ年に、「007 慰めの報酬」で、
ボンドガールを演じているのに。
キャリアからいったら、
クニスも似たようなものなのに。
主役と脇役って、どうやって決まるんだろう。
クニスが姉で、キュリレンコが妹という設定も、
なんだか違和感。
キュリレンコはクニスより4歳も年上で、
パッと見も、クニスの方が年下に見える。
キュリレンコが美人タイプに対して、
クニスは可愛いタイプだしね。
2人の共通点はウクライナ出身という事くらい。
特定のドラッグを使用した人間が、
必ず見る幻覚というのが、
人ひとりくらい、簡単につかめそうな、
巨大な鳥。
その鳥はちょっと迫力があった。
もっと、ずっと見ていたかったな。
評価 ★★★☆☆