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「LOOPER ルーパー」 [映画]

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〔2012年/アメリカ〕


2044年。
この時代、まだタイムマシンは開発されていなかったが、
その30年後には完成しているらしく、
未来から、殺したい人間が送られてきては、
この時代で始末されていた。


始末する人間は“ルーパー”と呼ばれ、
未来から人間が現れた瞬間、
撃ち殺す事になっており、
その仕事は正確だ。


腕利きの“ルーパー”ジョゼフ・ゴードン・レヴィットは、
今日も、送られてきた人間を始末すべく、
準備して待つが、
やって来たのは、なんと30年後の自分。


ほんの一瞬、銃撃をためらった隙に、
未来の自分に逃げられてしまったレヴィットは、
必死に彼を探す。
任務を遂行できない者は、
組織に殺されてしまうのだ。


やっと見つけた未来の自分だったが、
彼がこの時代にやってきたのには、
理由があった・・・。





劇場で、ずいぶん前から宣伝されていた、この映画。
予告から察するに、
ジョゼフ・ゴードン・レヴィットの未来の姿が
ブルース・ウィルスらしく、
「そ、それってどうなのよ」と思いながら(笑)、
ちょっと楽しみにしていた。


観終わってから調べたら、
レヴィットがウィリスのお姿に近付くべく、
特殊メイクを施したとか。
特殊メイクというと、
モンスターとか、極端に太った人とか、
そういったものを思い出すけど、
実在する人間の顔に近付けるなんてのもあるんだなと、
ちょっと感心。


レヴィットが少しずつ年を重ねてゆく過程を、
早送りで表す場面では、
髪が減ってゆくというのが、なんとも可笑しい。
ほんの一瞬の場面なんだけど、
コメディじゃないのに、笑かしてどうすんだって感じで。


基本はSFなんだけど、
途中からオカルトっぽくなって、
ちょっと混乱した。


5歳くらいの男の子が、
とんでもない力を発揮するんだけど、
それが怖くて。


それからタイムトリップに付き物の、
パラドックスにも混乱する。
未来の自分を殺しても、
今の自分には影響はないけど、
でも、今から30年は確実に生きる自分が消えるって、
どうなのよ、とか、
考え出すと、もう駄目。
私の能力では限界があるわ(笑)。


評価 ★★★☆☆