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「キス&キル」 [映画]

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〔2010年/アメリカ〕


男に振られ、
両親とフランスに傷心旅行に出かけたキャサリン・ハイグルは、
そこでアシュトン・カッチャーと知り合い、恋に落ちる。


実はカッチャーは、CIAのエージェントなのだが、
ハイグルに本気で惚れてしまい、
彼女と結婚したい為、引退を申し出る。
ボスからは、「絶対に辞めさせない」と言われるが、
彼自身は、すっかり足を洗ったつもりで、
ハイグルとの新婚生活がスタートする。


3年後、
幸せな結婚生活を送っていた2人だが、
カッチャーの元ボスから接触がある。
カッチャーは、身の危険を感じるが、
案の定、親しい友達が、
突然襲い掛かってくる。


カッチャーには2,000万ドルもの懸賞金が掛かっており、
周囲の人々が、
彼を殺そうと狙い始めたのだ。


ハイグルは初めて知った彼の正体に驚きながら、
共に戦い、共に逃げる羽目になる。
2人の命は助かるのか・・・。





なんとも緩いお話であった。
分かってはいたけど(笑)。
元CIAのエージェントが大活躍というわりに、
敵がショボくて(笑)。


友だちとか、同僚とか、近所の人とか。
カッチャー一人殺すつもりなら、
凄腕のスナイパーでも一人雇えば、
すぐ片が付くと思うんだけど。
彼はもう、一般人として、
弛緩した生活を送っているわけだし。


キャサリン・ハイグルも、
魅力的なんだか、そうでもないんだか、
よく分からなくて、
カッチャーが彼女のどこに惚れたのか不明。


例えば、旅先のフランスで、2人初めてお食事した時、
レストランに両親が現れたのを見た彼女が、
テーブルクロスの下に隠れるのって、
なんかカッコ悪くて、コメディでも笑えない。
初めて男と逢引した小娘じゃないんだからさ、
デートくらい堂々としてよって(笑)。


結婚後も、彼女は、
親(特に父親)からの庇護から抜け切れなくて、
カッチャーも、そこに不満があり、
彼女にそれをぶちまけるシーンがある。
やっぱりそれは、カッチャーが可哀想。
そこでも、「小娘じゃないんだから」という言葉が浮かぶ。


CIAとかFBIとかがあるアメリカって、
映画が作り易くていいなと、そこはちょっと羨ましい。
そういう名前を出されると、
「何だかよく分からないけど、とにかく凄そうだ!」
って思っちゃうもの(笑)。


評価 ★★★☆☆

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