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「ジェーン・エア」 [映画]

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〔2011年/イギリス〕


両親を亡くしたジェーン・エア(ミア・ワシコウスカ)は、
冷酷な叔母や、意地の悪い従兄に虐げられ、
辛い日々を過ごした挙句、
全寮制の学校に入れられる。


しかし、そこも安住の地ではなく、
教師の理不尽な仕打ちや、
親友の死に直面する。


学校を卒業したジェーンは、
家庭教師として、
エドワード・フェアファックス・ロチェスター(マイケル・ファスベンダー)の家に
住み込む事になる。


当主ロチェスターは、
気難しい男であったが、
次第にジェーンと心を通わせ、
2人は愛し合うようになる。


しかし、結婚式当日、
ロチェスターが抱える、ある秘密が明らかになり、
ショックのあまり、
家を飛び出すジェーン・・・。





小学生の頃読んだ、
シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」。
今思えば、
どこまで理解していたのかは分からないが、
何度か繰り返し読んだ記憶があるので、
それなりに楽しんではいたのだろう。


で、この映画。
ジェーンを演じるミア・ワシコウスカがとても良い。
荒涼としたイギリスの風景が、
彼女にとても似合っているし、
いつまでも少女のような彼女の雰囲気も、
ジェーンを演じるのにピッタリだ。


ただ、映画としては物足りない。
幼少時代、
特に、寄宿学校での描写が少ない気がして。
学校ではもっと様々な出来事があったと記憶しているので、
もうすこし時間を割いて描いてほしかった。


ロチェスターを演じる、マイケル・ファスベンダー。
この間、「SHAME -シェイム-」で、
ニューヨーク在住の性依存症という役を観たばかりなので、
今度はイギリスの金持ちの家の主という役が、
なんだか可笑しい(笑)。


しっかし、
1800年の頃の、愛の告白って、
分かりにくいね(笑)。
なんだか遠回しで、まどろっこしくて、
好きなんだか、嫌いなんだか、
私がジェーンだったら、
何言われてんだか分からない所だと思うよ(笑)。


しかも、ロチェスターの抱える秘密、
あれは駄目でしょ。
ジェーンと結婚する前に、
やっぱり片をつけておかないと。


以前、ビデオで、
エリザベス・テーラーも出ている、
1944年版の「ジェーン・エア」を観たけれど、
面白さ、分かり易さという点では、
あちらの方が上な気がする。


評価 ★★★☆☆

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