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「ソウル・サーファー」 [映画]

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〔2011年/アメリカ〕


ハワイに住む13歳のベサニー・ハミルトン(アナソフィア・ロブ)は、
サーファーの両親(デニス・クエイド・ヘレン・ハント)を持ち、
自身も、生まれた時から海に馴染んだ、
プロサーファーを目指す少女。


出場した大会で優勝し、
スポンサーが付き、
これからという時、
練習中、鮫に襲われ、左腕を失ってしまう。


傷が癒えてすぐ、
彼女は海に戻るが、
しかし、以前のように上手くはサーフボードを
乗りこなす事が出来ず、
出場した大会でも、
不本意な成績しか残せない。


挫折を感じたベサニーは夢を諦め、
行きずりの少女に、
自分のサーフボードをあげてしまう。


しかし、その後、
津波に見舞われたタイのプーケットに、
ボランティアとして訪れた彼女は、
被災者の悲しみと再起を目の当たりにし、
自分を奮い立たせる。


両親と2人の兄、
そして親友・アラナ(ロレイン・ニコルソン)の愛と応援に包まれ、
大会出場に向け、
ベサニーの特訓が始まる・・・。





思っていたよりずっと感動だった。
鮫に片腕を奪われたベサニーだけれど、
「海が怖い」とか、
「鮫が憎い」とか、
そういったセリフは一度も出てこない。


生まれた時から、
当たり前のように海があり、
波に親しんできた彼女にとって、
そんな言葉は、
頭に浮かびさえしないようだ。


一度は挫折しかけたベサニーだけれど、
「あきらめない」
この言葉が私の胸に迫ってきて涙が出た。
「あきらめない」
先の事は分からないけれど、
結果云々より、あきらめない心を持ち続ける事が大切。


ベサニーを演じたアナソフィア・ロブって、
「テラビシアにかける橋」の、あの子なんだね。
ずいぶん大きくなって、綺麗になった。
サーフィンも、全部ではないけれど、
彼女自身がこなしていると聞いた。


サーフィンの大会のシーンも見所の一つ。
あんな風に波を乗りこなせたら、
気持ちいいだろうなと思う。
チューブの中をくぐる感じって、
どんななんだろう。


これは実話だそうで、
ラスト、本物のベサニーの現在が出てくる。
その姿に、また涙してしまう。


評価 ★★★☆☆

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