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23区内全駅制覇・京橋駅 [23区内全駅制覇]

【23区内全駅制覇・各駅編】


第25回目の掲載は、
 ・東京メトロ銀座線
「京橋駅」です。


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今回の、京橋駅のレビューは、
新コロ騒動前の冬に書いたものです。


騒動が始まったばかりの頃は、
外へ出るのも、息をする事さえも恐ろしいような感じで、
とてもではないけれど、
駅巡りのレビューをあげるような気になれなかったのです。


もちろん、今も怖いという気持ちに変わりはありません。
慣れて油断しないように、
自分なりに感染対策をしながら、
ストレスが溜まらない程度に、
出かけようと、そんな風に思っています。


内容は書いた時のまま、
手直しはしていません。

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地下の改札を通ると、
通路に北原照久さんの
「おもちゃコレクション」が展示されています。


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川島なお美さんが集めていた
バービー人形も、
こちらに寄付されたとか。


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写真はほんの一部です。
たくさんのおもちゃが展示されていて、楽しい。


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階段の上がり、外に出ると、
明治屋さんの本店が。
この建物が素敵。


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京橋には、私にとって、
とても大切な場所があります。
それは、
「東京国立近代美術館フィルムセンター」。
この三角が目印です。


ここは、過去の映画のフィルムが、
一括して保管してある建物で、
オフィシャルサイトのトップページには、
「映画フィルムを捨てないで!」と書かれています。


実際、失われたと思われていた、
小津安二郎監督の映画の貴重なフィルムが、
どこかの倉庫から見つかった、なんて話もあるようですので、
もしも、これを読まれている方のご自宅の蔵の中から、
映画のフィルムらしきものがあったら、
捨てずに、こちらに持ち込んでほしいです。


ここでは、古い映画の上映もしています。
私が若尾文子さんの舞台挨拶を初めて見たのもここでした。


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画廊がとても多いです。


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ブラブラ歩いていたら見つけた、
「浦島館」。
この辺りで、ホテルでなく旅館というのがいいな、
と思いましたら、


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お昼寝が60分/1,500円!
面白そう。
ちょっと利用してみたい気が(笑)。


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路地の猫。


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BLESS COFFEEさんで一休み。


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パンダのイラストが可愛い。


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ベーコンチーズきのこの
トーストをいただきました。





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※今まで行った駅のリンク集です。
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2010-09-22-13

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※以下に、このカテゴリーの1回目に書いた文章を
 貼り付けておきます。


2018年の4月から12月まで、
「23区内全駅制覇」というカテゴリーで、
 ↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2010-09-22-12
路線ごとに、駅名表示板を並べて、
掲載していたのですが、
次は「2周目」という事で、
今度は各駅の周辺を、もう少しゆっくり歩いてみたいと思います。


条件は特にないのですが、
駅周辺の雰囲気や建物を見たり、
それから、お食事かお茶ができればいいな、
と思っています。

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「松本清張のスリラー 考える葉」 [映画]

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〔1962年/日本〕


井上代造(鶴田浩二)は、
ショウウィンドウのガラスを割って、
留置場に入り、
そこで田舎から出てきたばかりだという
青年・崎津弘吉(江原真二郎)に声を掛ける。


代造は、何故か弘吉に親切で、
出所後、
自分の部屋に泊めたり、
警備員の仕事を世話したりする。


弘吉が、就職先に出掛けると、
そこには、浮浪者の死体があった。


その後、代造の指示で、
ある場所に行った弘吉は、
拳銃を手渡され、
そして逮捕されてしまう・・・。





松本清張さんの本は結構読んでいると思うのだけれど、
これは記憶にない。
読んでいないのか、
読んだのに覚えていないのか、
それさえ分からない。


まぁ、映画を観た感じ、
それほど面白い話ではないように思われる(笑)。


最初は、
鶴田浩二さんが主役なのかと思いきや、
彼は途中であっけなく死んでしまい、
江原真二郎さんが、
誘拐された、
鶴田さんの妹を探しにいく。


その探す先ってのが、
山奥の炭鉱で、
江原さんは、就職したという体で
入り込むんだけど、
着いた初日から、炭鉱の中を歩き回る。
初めて来た人が、
あんなに中を嗅ぎ回ったら、
怪しいと思われるに決まってる(笑)。


それにしても、
戦争直後、
日本軍が持っていた、
現金や、宝石や、薬物などが、
実は大量にあって、
どこかに隠してある、とか、
誰かが持ち去った、とか、
そういう話をいまだに聞くけど、
それってどうなんだろう。


この映画も、
そんなものが出てくるんだけど、
夢があるといえば、
聞こえはいいけど、
それで騙されて、財産を失う人もいるという。


真偽は分からないけど、
俳優の田宮二郎さんも、
M資金に関心を持っていたとか。
まぁ、戦争が終わって、
もう80年近く経ち、
さすがにそのような詐欺もなくなっていくんだろうけど。


評価 ★★★☆☆

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「ミセス・ノイズィ」 [映画]

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〔2019年/日本〕


小説家の吉岡真紀(篠原ゆき子)は、
夫と幼稚園の娘と共に、
ある団地に引っ越してきた。


現在、スランプ状態で、
中々思うような作品が書けない真紀は、
隣人の中年女性・若田美和子(大高洋子)の
あまりに大きな布団を叩く音に苛立ちを募らせ、
ある日、文句を言ってしまう。


それ以外にも、美和子の非常識な言動に悩まされた真紀は、
ストレスマックスな状況の中から、
美和子を主人公にした小説を書くと、
それが大変な話題になる。


しかし、その事が次第に、
ネットやマスコミを巻き込み、
大事件を引き起こしてしまう・・・。





試写会で観た。


あぁ、なんて素晴らしい映画だろう。
なんだか、世の中全体がイライラして、
人の小さなミスも許さなくなっているような今、
1億2000万人全ての日本人が、
この映画を観たらいいのになぁ、と思ったくらい。


最初は、
主人公の小説家・真紀に、
めっちゃ同情的な気持ちを持って観る。


隣にあんな非常識な女性が住んでいたなんて、
引っ越した早々、なんて運が悪いんだ、
お気の毒に・・・と。


そして、予備知識をまるで持っていなかったので、
物語を勝手に予測して、
真紀と、隣の女性のバトルが激化しするけど、
最後は、当然、主人公の真紀が勝つのよね?
なーんて思ったりして。


でも、全然違ってた。


これ以上はネタバレになるので絶対に書けない。
これから観られる方には、
真っ白な気持ちで、
この映画に臨んでほしい。


私は、この映画を観て、
今までの自分を振り返って、
本気で反省してしまった。
「自分が思っている常識って、本当に常識なんだろうか」
「奇妙に思える他人の行動にも必ず理由がある。決め付けはいけない」
などなど、胸に突き刺さる場面がいっぱい。


まぁ、私の反省なんて、
3日も経てば忘れてしまうんだろうけど、
でも、これから先、生きていく上で、
何かあった時は、
この映画を思い出したい。


泣きました。
私以外にも、泣いている方が何人もおられました。
本当に観て良かったと、心から思える作品です。


上映前に、
天野千尋監督、
篠原ゆき子さん
大高洋子さん
長尾卓磨さん
宮崎太一さん
新津ちせちゃん
による舞台挨拶がありました。

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本当に皆さま、
いい映画をありがとうございました。


評価 ★★★★★

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アメリカン・フィーリング - サーカス [歌]

今 私は コバルトの風
Feeling in America,in America


先日、
ドラマ「風子」のレビューの中で、
幼い頃から、
アメリカに強烈な憧れがあったと書きましたが、
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2020-11-04
そのせいもあって、
サーカスの歌う、
「アメリカン・フィーリング」が大好きで、
カラオケでも、しょっちゅう歌っています。


初めて行った外国もアメリカでした。
 ↓ 
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2016-02-12
あの時の胸のときめき、感動、緊張は、
永遠に忘れません。


今、世界は、
新しい疫病に苦しみ、
海外旅行なんて、
夢のまた夢。


いつ、この騒動が終息するのか、
まだ、全く読めない状況ではあるけれど、


窓の外は スカイ・ブルー
かげり一つない 愛の色


そう、この歌詞のように、
いつか必ず、
陰り一つない、
空と心で、
また遠い国に行きたい。
その時は、原点に帰って、
最初の海外旅行は、
絶対アメリカに行くと、心に決めています。




それにしても、この曲、
今の、「GoToキャンペーン」なんか、
問題にならないくらい、GoToキャンペーンな歌ですね(笑)。


旅行会社か、航空会社のCM曲だったのでしょうか、
アメリカを連呼する歌詞に、
「皆さん、アメリカに行きましょう!
 アメリカはいいですよ、アメリカ最高ですよ」と、
刷り込まれていくような気がする(笑)。





アメリカ大好きな者にとっては、
そこが、たまらないのだけれど、
もし、どこか行きたい国や、場所が他にあるなら、
「アメリカ」の部分を別の地名を替えて歌うのもいい。


去年までの、
のんきで、
これから起こる事を想像もしていなかった
自分を思うと、
なんだか哀れなような、悲しいような気がして、
この歌を聞くと、ちょっと涙ぐんでしまうようなところもあるのですが、
世界中のあらゆる場所が、
マスク無しで、みんな笑顔で、
何の制限もなく、自由に歩き回れる・・・
そんな日が必ず来ると信じて、
頑張りましょう。


ああ きらめく季節の中で
抱きしめるから
It's America

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「めがね」 [映画]

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〔2007年/日本〕


ある南の島にやって来たタエコ(小林聡美)は、
予約してあった旅館「はまだ」に行った。


タエコより少し前にやって来ていたサクラ(もたいまさこ)は、
この宿の常連らしく、
経営者のユージ(光石研)とも親し気だ。


島の観光に出掛けようと、
おすすめスポットを尋ねたタエコに、
ユージらは、
「この島に、そのような場所はない」と言う。


退屈に耐え切れなくなったタエコは、
島にもう一つあるホテルに行くと、
ユージに告げた。
ユージは何か言いたげだったが、
とりあえず、タエコを見送り・・・。





こういった、
ほっこり系(?)の映画は、
一歩間違うと、
そのあざとさが目について、
私には合わないなぁと思う事も多々あるけど、
これは好き。


作られたほっこりではなく、
本物のほっこりって感じがする。
・・・って、
なんだかエラソーですみません(笑)。


南の島に一人でやって来た女・タエコ。
彼女が普段、どんな立場で、
どんな職業なのかは分からない。
ただ、なんとなく、
日常生活に疲れて、
癒されに来たのかなぁ、とは感じる。


でも、そこは現代人。
旅に出る時は、
大きな大きなキャリーバッグ、
そして、現地に着けば観光へ、と。


けれど、旅館の経営者や、
常連客は言う。
「ここは、たそがれる所」と。


この「たそがれる」ってのが、難しい。
できそうで、できない。
タエコは耐え切れず、
島の、別のホテルに行くんだけど、


このホテルの場面が最高。
そこはまるで新興宗教の集まりのような雰囲気なのだ。
オーナーを演じている薬師丸ひろ子。
いつもの素敵な笑顔が、
この映画では、すごく怖い(笑)。
タエコは、這う這うの体で逃げ出す。


この場面があるから、
緩急がついて、
旅館「ハマダ」の良さが引き立つ。
「ハマダ」だけの場面だったら、
退屈だったことだろう。
絶対必要な場面。


それから、忘れちゃいけないのが、
「メルシー体操」。


夏になると、
この島にやって来るというもたいまさこさんが、
海岸で、
ラジオ体操みたいな、太極拳みたいな、
「メルシー体操」というものをするのだけれど、
これが結構難しそうで。


思わず、モニターの前で、
一緒にやってしまった。
新コロの影響で、
運動不足の折、
これを部屋でするのもいいかも(笑)。


評価 ★★★★☆

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