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「武士道シックスティーン」 [映画]

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〔2010年/日本〕


剣道にかけては、
誰にも負けないと自負していた
中学生の磯山香織(成海璃子)は、
試合で西荻早苗(北乃きい)という少女に負けてしまう。


早苗のいる、
剣道の強豪校に進学した香織は、
内部進学した早苗と再会するが、
実は、この早苗、
香織に勝ったのはまぐれで、
剣道にそれほど情熱を燃やしているわけじゃない。


「こんなやつに負けたのか・・・」
香織はショックを受け、
早苗をしごこうとするも、
マイペースでのんき者の早苗は、
まるで乗ってこない。


香織は、今まで
剣道だけに賭けていた自分に
自信を失い、
部活に来なくなってしまう・・・。





可愛いー。
成海璃子と北乃きい。


実家が剣道の道場で、
生まれてから、
剣道以外した事がなく、
中学チャンピオンでありながら、
無名の北乃きいに負けた自分が許せない、
成海璃子。


剣道は、ほとんど遊びの一部で、
勝ち負けなんてどーでもよく、
成海璃子に勝った事さえ忘れていた、北乃きい。


この2人の配役が絶妙で、
これは絶対、
役を入れ替えないほうがいいと思う映画。
特に、成海璃子。


彼女の勝気で、孤高な感じが、
同世代の、他のどの女優さんよりも、
この役に合ってるように思う。


北乃きいの普通っぽさもいい。
もしも、彼女が
成海璃子と出会わなかったら、
剣道は、単なる部活で、
本当の勝ち負けとは何だろう、
なんて、
一生考える事もなく、生きていった気がする。


私も、中学に上がった時、
ちょっと、剣道に憧れて、
体験入部というものをした事がある。


でも、生まれて初めて、
竹刀を持った時、
なんだろう、
やっぱり無理、と思い、
その後、二度と、
剣道部に近づくことはなかった。


あの時、入部していたら、
この映画をもっと楽しめたのかもしれないな。
万年補欠、というか、
補欠にもなれなかったと思うけど。


評価 ★★★☆☆

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