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「銀のエンゼル」 [映画]

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〔2004年/日本〕


北海道でコンビニのオーナーをする
北島(小日向文世)は、
店の経営は、
実質、妻の佐和子(浅田美代子)に任せっきりで、
自分はのんきに暮らしている。


しかし、佐和子が入院したことがきっかけで、
店に出ることに。
慣れない仕事に四苦八苦し、
今まで、何もしてこなかったツケが
一気に回ってきた感じ。


さらに、北島は、
娘の教育にもノータッチだったせいで、
関係は希薄。
娘には全く当てにされていない。


そんな中、店の常連客でホステスの
明美(山口もえ)が、
森永チョコボールの
銀のエンゼルを集めていることを知り・・・。





なんだか、
ローソンと森永の、
ステマ映画を観ている気がしないでもないけど、
それは間違っているな。


ステマってのが、
観る人に気付かれないように、
何かの宣伝をするって意味だとしたら、
この映画は堂々と、
企業名を表に出しているもの(笑)。


それに私は、
森永のチョコボール、
特にいちご味が大好き。
意識して「エンゼル」を集めているつもりはなかったけど、
結果的に、「銀のエンゼル」が5枚集まり、
「おもちゃのカンヅメ」をもらった事もある。
だから、なんとなく好感を持って観てしまう。


物語は、
北海道のコンビニを舞台に、
店での出来事や、
オーナーの家族の在り方が描かれるんだけど、


コンビニも色々あるんだろうなぁと思う。
真っ当なお客さんばかりなら、
どうって事ないのでしょうけれど、
本当に様々な人が来ることは、
想像に難くないし。


それから、
小日向さんの娘の問題。


娘は東京の大学に行きたいと
願っているのだけれど、
そのことを、小日向さんは、
娘からでなく、
赤の他人から聞かされる。


娘は、小日向さんと日頃からコミュニケーションが
取れていなくて、
だから、娘は父親には何を言っても無駄だと思っているようで。


でも、私に言わせれば、甘い。
本当に最悪の親父ってのは、
あんなんじゃない。
小日向さんは穏やかで、
まだ話ができる方だ。


娘は、「家出するから」と宣言して出ていくけど、
何も話をする前から、
そんな手段を取るって、
なんだか変。


もう一度言う。
本当に嫌な父親ってのは、
あんなもんじゃないから。


評価 ★★★☆☆

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