「ニューヨーク 最高の訳あり物件」 [映画]
〔2017年/ドイツ〕
ニューヨークの超高級アパートで夫・ニックと暮らす、
人気モデルのジェイド(イングリッド・ボルゾ・ベルタル)も、
40歳になり、
デザイナーとして、再出発しようとしている。
ところが、ある日、
ジェイドは、ニックから突然、離婚したいと言われてしまう。
ショックな気持ちのまま、アパートに帰ると、
ニックの前の妻・マリア(カッチャ・リーマン)が、
なぜか上がり込んでいる。
マリア曰く、
自分も、このアパートの所有権を半分持っている、と言う。
生き方も、考え方も、趣味も、
何もかもが合わないジェイドとマリアだが、
問題が解決するまで、
一緒に暮らす事に・・・。
妻が40歳になると、
ポイ捨てして、
若い女に走る癖のある男。
そして、
共通点は、そんな男を夫にしたというだけの、
2人の女、ジェイドとマリア。
マリアは、ジェイドよりずっと年上って事もあるけど、
とても落ち着いている。
だって、今、ジェイドが苦しんでいる事を、
自分も40歳の時、経験したんだもの。
しかも、ジェイドが原因で。
2人に所有権があるという、
超高級アパートを、
ジェイドは、早く売りたくて、
マリアは、絶対売りたくなくて、
ぶつかる。
お金の事だけを考えたら、
部屋を売って、
その収益を
2人で綺麗に半分こに分けるのが
ベストなんだろうけど、
でも、そのアパートってのが、
とっても素敵で、
手放すのが惜しいんだな。
近代的なピカピカのマンションではないんだけど、
古さに趣があって、
広くて、
メゾネットになってて、
もし、私が、この部屋を誰かからタダでいただける、
なんて事になったら、
大喜びで、貰っちゃうな(笑)。
不動産、大好きだし。
この映画、
予告と本編のイメージが、
ちょっと違うような。
予告だと、
ジェイドとマリアがタッグを組んで、
ニックに仕返しして、
胸がスッとする、と取れるんだけど。
でも、ニックはまるでギャフンと言う事もなく、
映画は終わった。
ちょっと肩透かしかも。
評価 ★★★☆☆