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「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」 [映画]

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〔2018年/フランス〕


うつ病のベルトランは、
会社を辞め、ひきこもり気味な毎日で、
子供たちからも、馬鹿にされている。


彼は町の公営プールで、
男子のシンクロナイズドスイミングのメンバーを募集している事を知り、
参加してみようと決意する。


しかし、メンバーは、
ベルトラン同様か、それ以上に、
私生活に問題を抱えた奴らばかり。


彼らは、2人の女性コーチの指導の元、
無謀にも、
世界選手権を目指す事になるが・・・。





試写会で観た。


男性のシンクロナイズドスイミングというだけで、
大丈夫かいな、と思うのに、
さらに、そのメンバーというのが、
中年のオッサンたちで、
殆どの皆さんが、
お腹が出たような方たちばかり。


趣味でしているなら、
それもありかな、と思うけど、
世界選手権を目指すってんだから、
応援していいんだか、
笑っていいんだか、
分からなくなる(笑)。


シンクロがメインの映画だけど、
メンバーの私生活が、丁寧に描かれ、
中には、
私の悩みと少しかぶる人もいたりして、
あぁ、分かるなぁ、と。


肝心の、
シンクロそのものの練習場面はあまりなく、
ジョギングなど、
基礎体力をつける練習の場面が多い。


どうやら、映画の観客にも、
凄いものを見せて、
驚かせよう、という手法らしい(笑)。


で、本番なんだけど、
まず、彼らの選曲に、うわー!とやられちゃう。
フィリップ・ベイリーとフィル・コリンズの
「イージー・ラヴァー」よ!
なんていいセンス。
嬉しくて、顔が笑っちゃって、
スクリーンを見ながら、
手を叩きたくなるのを、こらえた。


彼らの大会での結果は書かないけど、
日本のチームが出ていたのも、
かなり嬉しかった。


しかも、相当上手いらしく、
途中まで、
トップの位置にいる。


多分、あの終わり方だと、
日本もメダルをもらえたような。
架空の話とはいえ、
日本や、日本人が立派だと
本当に誇らしい気持ちになる。


評価 ★★★☆☆

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