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「アンドロメダ・・・」 [映画]

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〔1971年/アメリカ〕


アメリカの小さな田舎町に落ちた衛星を回収しに
陸軍が現地に赴くと、ヘリコプターから見えた光景に驚く。
人々が全員、死んでいるのだ。


村は全滅かと思われたが、
瀕死の老人と、
健康そうな赤ちゃんがおり、
国は、極秘の研究所に2人を連れ帰る。


原因は、衛星に付着していた、
謎の病原菌らしい。
では、なぜ老人と赤ちゃんだけは生きているのか。


アメリカで最高の科学者が4人、
緊急で招集され、
研究が始まる。


病原菌は、一瞬にして、
人間の体内の血液を粉状にしてしまうほど、
強い力があり、
科学者たちは驚く・・・。





これは面白い。
SF映画の傑作。


舞台は、小さな村と、
あとは、最高機密機関の研究所の中が殆どなのに、
大変な緊張感。
さらに、奇を衒っておらず、
現実にもありそうな物語なだけに、
大変にリアル。


それから、とても勉強になる。
例えば、
謎の菌を調べるのに、
それが、空気感染なのか、
接触感染なのかを調べる方法に、
なるほどと思う。


菌の大きさを調べる方法なども、
40年以上も前の映画なのに、
そのやり方に見入ってしまう。
現代の研究は、
きっともっと大変に、技術が発達しているだろう。


そんな研究のおかげで、
近年、話題になっている、
エボラ出血熱や、SARSやMERSなどの
恐ろしい病気が、
ある程度の所で食い止める事ができているのだと思うと、
ありがたくて、手を合わせたくなる。


この映画の中で、
生き残ったという赤ちゃんが
めっちゃ可愛いのだけれど、
なぜ生きているのかを調べるために、
ミルクを少ししか与えてもらえないという設定になっている。


なのでこの子は、泣いている場面が多く、
観ていて、可哀相になってしまう。
本人はSF映画に出ているなんて意識は全くないのに。


評価 ★★★★☆

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