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「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」 [映画]

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〔2016年/カナダ〕


大学講師のマイク・(ニコラス・ケイジ)は、
仕事が忙しく、
7歳の息子・チャーリーと、
なかなか遊んでやれないのが悩みの種。


ハロウィンの夜も、約束の時間に帰れなかったマイクは、
本当なら眠る時間のチャーリーを連れ、
カーニバルに出掛ける。


ところが、
手を繋いでいたはずのチャーリーが
忽然と姿を消してしまう。
「ゴーストに償って」という謎の言葉を残したまま。


1年後。
チャーリーは見つかっていないが、
マイクは、
彼が近くに来ている事を感じる・・・。





試写会で観た。


試写状を見た感じでは、
イベントは無さそうだったけれど、
急遽、ゲストが登場することになったと書かれたチラシが
入り口で配られた。


登壇されたのは、
和製ニコラス・ケイジと言われている(らしい)、
モト冬樹さん。

paytheghost.jpg
※dメニューさんより


似ているのは頭部だけのような気もするが(笑)、
まぁ、モトさんご自身も「似ている」と仰っているので
そういう事にしておこう。
それに、モトさんのお話は、
滑舌がよく、ハキハキとしていて、とても聞きやすく、
楽しかった。


映画は、といえば、
ハロウィンのカーニバルで
7歳の息子を見失ったニコラス・ケイジが、
その真相を探っていくホラーで、
それなりに面白い。


人気スターマジックというのもある。
主演がニコラス・ケイジというだけで、
映画が格調高い気がするのだから、
不思議なものだ。
これが聞いた事もない、無名の俳優だったら、
印象は変わっていたのかもしれない。


どうやらケイジの息子が失踪したのは、
1679年に起こった、
魔女狩りのような事件の呪いが発端らしく、
その過去の映像も結構面白く、
見入ってしまう。


それから、ホラーとしてでなく、
ニューヨークで暮らす、
普通の家族が、
息子を失った途端、どんな風になってしまうのかという
視点で見るのも面白かった。


ケイジの妻は、
息子を見失った夫を
決して許さず、
1年後に、2人は別居していることが分かる。


なぜもっとちゃんと息子を見てくれなかったのか、
あなたさえちゃんとしていたら・・・
と夫を責めてしまう妻の気持ちは
仕方がない気がする。
これがホラーでなく、
誘拐を扱った映画だとしても、
それは変わらないだろう。


まぁ、この映画は、
夫婦の問題がテーマではないので、
2人がどうなるかは、
すぐに想像が付くわけではあるけど。


ホラーとして考えると、
それほど怖くはないけど、
むしろこの程度の方が、
気楽に観られていいのかも。
季節的にも、
ちょうど合っているのではないでしょうか。


評価 ★★★☆☆

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