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「リメインズ 美しき勇者たち」 [映画]

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〔1990年/日本〕


大正末期。
人里に下りてきて、
女だけを喰らう大熊・通称「赤マダラ」が
またも民家を襲い、若妻が連れ去られた。


マタギのリーダー・嘉助(菅原文太)と、
鋭治(真田広之)たちの5人は
赤マダラを仕留めに山に入る。
すると、そこで少女・ユキ(村松美香)と遭遇する。


1年前。
ユキが奉公先から帰ったその日、
両親と弟が赤マダラに惨殺される。
嘉助たちが赤マダラ退治に出掛けると、
ユキは、自分も連れていってほしいと懇願するが、断られ、
それ以降、彼女は姿を消していたのだ。


嘉助たちは赤マダラを仕留める事ができるのか。
そしてユキは・・・。





少し前、西村晃さんの映画「マタギ」を観て、
とても良い映画だと
感動した事を書いたけれど、
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-09-30
そういえば、
千葉真一さん絡みの映画で、
「マタギ」を描いた作品がある事を思い出し、
借りて、観てみた。


西村さんの「マタギ」が良かったせいで、
どうしても比べてしまう。
いけないいけない。
これは別物だと考えなくては。


両親を殺されて、
自ら赤マダラを退治するというユキに、
ちょっとイライラする。


マタギの掟で、
女は山には入れない。
すると彼女は、
髪を切っただの、
体に熊の油を塗っただの、と、
有り得ない言い訳をする。
そういう問題じゃないだろう。


そして、それでもダメだと言われると、
ワーワー泣く。


私は女だし、
女が活躍する映画は大好きだけど、
こういうのはいただけない。
女がマタギになれないのには理由がある。
そんな風にゴネられると、
かえって、「これだから女は」と
言われかねない気がする。


それから、ユキと鋭治の
「いい雰囲気」って、この手の映画に必要なんだろうか。


私はむしろ、
ユキの役は、
少年が演じた方が面白かった気がするんだけど。


このポスターのユキの姿にしたって、どうでしょ。
寒い雪山で、
真田さんは完全防備だってのに、
半裸よ、半裸。


もちろん、
それには理由があるのは分かるんだけど、
観ていて、やっぱりギョッとしたし。


それにしても、
女しか喰らわない熊て。
なんという贅沢な奴(笑)。


評価 ★★★☆☆

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