「白い帽子の女」 [映画]
〔2015年/アメリカ〕
南フランスの海辺のホテルに、
アメリカ人夫妻、
ローランド(ブラッド・ピット)と、
ヴァネッサ(アンジェリーナ・ジョリー・ピット)がやって来る。
ローランドは、
連日のように出掛けたり、
バーで飲んでいるが、
ヴァネッサは、部屋に籠りがち。
どうやら彼らは、円満ではないらしい。
彼らの隣室に、
若い夫婦、フランソワ(メルヴィル・プポー)と、
レア(メラニー・ロラン)がハネムーンにやって来る。
ある日、ヴァネッサは、
壁に穴が開いている事に気付き、
フランソワたちの性行為を観察するようになる。
やがてローランドたちと、
フランソワたちは親しくなり、
一緒にセイリングに出掛けるのだが・・・。
あーあ、ついにこんな日が来るとは。
アンジーは、自分の名前に「ピット」をくっつけるという意気込みで、
久し振りに夫婦共演を果たしたというのに、
まさかの泥沼離婚騒動。
しかも、今回の離婚騒動と、
この映画の日本公開時期のタイミングの良さったら、
まるで狙ったかのよう。
それは偶然なのは分かってるけど、
そんな事ともなれば、
ミーハーな私が観に行かないわけがない(笑)。
私は2人のお友達でもなし、
報道を鵜呑みにするしかないのだけれど、
あのブラピが、子供を虐待なんてするかな?
というのが最初の感想。
日ごろのブラピから受ける印象では、
養子の子たちも、
実子のシャイロ&双子の事も、
すごく可愛がっている感じだったじゃん。
虐待報道には、何か違和感。
しかし、だからといって、
離婚騒動で世間がしがちな、
妻側を叩く、という気にも全くならない。
アンジーのする事全てに大賛成、とは思わないけど、
彼女なりに、何でも一生懸命取り組んできたと思うし、
子供の事だって大切にしていたと思う。
結局は男と女の問題。
当人たち以外に、
本当の理由なんか分かるわけがない。
あとは子供たちが幸せに暮らしていけるように、
それだけ考えてあげてほしい。
で、映画。
殆どがホテルの部屋の中での出来事で、
どこを切っても同じな感じ。
どう見ても上手くいっていない夫婦が、
不毛な会話をしたり、
涙を流したり、その連続。
で、アンジーが、
隣の新婚夫婦の様子を、
壁の穴から覗くわけだけれど、
うーん、
あんな大きな穴、
隣の夫婦が気付かないって、
不自然過ぎやしないか?(笑)。
そこから聞こえる音や、
漏れる光の条件はお互い同じなはず。
なのに、こちらばかりが覗いてるって。
アンジーのヌードを久し振りに見た気がするけど、
ラブシーンは、まぁ、普通。
夫婦の共演という事だけでいうなら、
アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーの
「ゲッタウェイ」の方が、
私はずっと好き。
評価 ★★★☆☆