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「古都」 [映画]

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〔1980年/日本〕


佐田千重子(山口百恵)は、
京都の呉服問屋の娘として、
何不自由なく育った。
しかし、彼女は、自分が捨て子だったらしいと
知っている。


ある日、千重子は、
友人と行った杉林で、
自分にソックリな娘がいる事に驚く。


祇園祭の夜、偶然に再会したその娘は、
苗子(山口百恵二役)と名乗り、
「私は千重子さんの双子の妹」と言う。


苗子の両親は、
生活苦から千重子だけを捨てたのだが、
父は杉の木から落ちて死に、
母もまた、病死したのだと。


千重子は両親に、
苗子を引き取って、一緒に暮らしたいと申し出、
両親も賛成してくれたのだが・・・。





山口百恵さんの、
最後の出演映画、というか、
引退記念作品という位置づけらしい。


さすがに記念の映画だけあって、
百恵さんは一人二役。
ファンの方にとっては、
2倍満足できる映画なのではなかろうか。


私もちょっと感慨深かった。


というのも、
百恵さん演じる、村娘の方の恋人役を
三浦友和さんが演じているのは、
まぁ、当然の事として、


お嬢様の方の百恵さんに求婚するのが、
今、世間で大ブームの沖雅也さん。
百恵さんと沖さんが、
二人で一緒に歩く場面にドキドキして、
しまいには涙が出た。
沖さんを見たくて、この映画を選んだわけだけれど、
こんなに美味しい役だったとは。


それにしても、
沖さんと百恵さんでは、
年齢的に差がありすぎでは?と思ったのだけれど、
意外にも、
沖さんは、三浦さんと同じ1952年生まれ。
沖さんと百恵さんが結婚したとしても、
なんら不自然でないと、初めて気が付いた。


百恵さんの、
お嬢様と村娘の演じ分けも上手く、
また、双子の姉妹の運命の分かれ道についても
考えさせられた。


百恵さんといえば、
最近、この映画とは全然関係なく、
youtubeで繰り返し聞いている曲がある・・・


・・・と、その事も「ついでに」書こうと思ったけど、
先日、コメント欄で、
「ついで」のように映画以外の事を書くのは、
とても勿体ないとのご指摘をいただいたので、
独立したレビューとして、
今度書いてみようかなぁと
考えたりしています。


評価 ★★★☆☆

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