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「だれかの木琴」 [映画]

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〔2016年/日本〕


24歳の美容師・山田海斗(池松壮亮)は、
ある日、初めての客・親海小夜子(常盤貴子)の髪を切る。
その夜、海斗が営業メールを送信すると、
彼女から返信が来る。


小夜子は、海斗との会話のヒントから、
彼のアパートを探し出し、
苺をドアノブに掛け、
ついには彼の休日にチャイムを押し、
家に上がり込む。


さらに、海斗の恋人・唯(佐津川愛美)の働く
ドレスショップにやって来て、
5万円以上もするドレスを購入する。


常軌を逸した小夜子の行動に、
海斗は戸惑い、
唯は怒り狂うのだが・・・。





観たかったの、これ(笑)。
大好きな池松壮亮君に、
大好きな常盤貴子さんがストーカーするって、
一体どんな雰囲気なんだろう、って。


でも、思っていたよりソフトだった。
何となく想像では、
常盤さんのストーカーっぷりは、
もっともっと背筋も凍るようなものなのかと
思っていたから。


常盤さんは、
ストーカーというより、変。
変というのが悪いなら、世間知らず。
美容師の池松君の営業メールに返信しちゃって、
「珍しい人だね」と店で噂されたり、
今まで、ケータイで写真を撮った事も、
写メというものを送った事もなくて、
だから、
新しく買ったベッドの写真を池松君に送信しちゃったり。


そんな事をしたら、
そりゃあ、池松君の恋人は怒るよ。
「ベッドの写真て、それはあなたを誘ってるのよっ!」って。


池松君にとって、
常盤さんは、
母親といっていいくらい年上なわけだけど、
池松君の恋人にしてみたら、
常盤さんの年齢がいくつかなんて関係ないのよね。
彼が、変な女に、
ビジネスを離れた所でロックオンされちゃってるって事実が、
気持ち悪くて、許せないって。


恋人の気持ち、分かるなぁ・・・と思いながら観ていたけど、
それって、私が女だからってわけじゃない気がする。
男の子だって、自分の恋人が中年男性にロックオンされたら、
やっぱり嫌なんじゃないかなぁ。


常盤さんが、
池松君の恋人のドレスショップで、
ドレスを買った場面はちょっと笑った。


そのショップは、
「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」という
ロリータファッションのブランドで、
(画像検索すれば、どんなものか分かります)
常盤さんがめちゃくちゃ綺麗なのは分かるけど、
あのドレスを着るのは、
さすがに有り得ないというか、
頭のおかしい人に見えてしまうのがハッキリ分かって。


「試着しますか?」と言われてもせずに、
買っていった常盤さん。
どこかのサイトで、
「着て見せてほしかったけど、事務所NGだったのか?」と
書かれている方がいて、
私も、「確かにね」と思った次第。


常盤さんの行動は、
警察に通報するというレベルに行く前に終わる。
ま、こんなもんかって感じだった(笑)。


評価 ★★★☆☆

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