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こち亀展 [できごと]

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昨日、日本橋高島屋で開催されている
「こち亀展」に行ってきました。


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多くの方がご存じとは思いますが、
少年ジャンプに掲載されている、
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、
9月17日を最後に終了しました。


40年の連載、コミックスにして200巻。
その間、休載は一度も無し。
大変な偉業です。
作者の秋本治先生の事は
心から尊敬しています。


連載が終わるからと、
ミーハーな気持ちで展覧会に行ったのではなく、
私は、「こち亀」のコミックスをほぼ全巻揃えている、
かなりのファンだと自負しています。


一日に一冊は、どの巻でもいいから必ず手にし、
読むのが習慣になっていた時期がありました。
辛い時、悲しい時、疲れた時、
どんな時でも、両ちゃんはそこにいてくれたし、
あのパワフルな行動力は私に力をくれました。
大げさでなく、本当に元気になれました。


「たかが漫画」と侮れない、
本物の力がありました。


ただ、申し訳ない事だけれど、
両ちゃんが「寿司屋」に出入りするようになってから、
少しずつ、真剣に読まなくなっていったのも事実。
特に最近は、
一応コミックスは買っても、
パラパラっと読んで(というか、眺めて)、
本棚に並べるだけ、
読むのは古い巻のみ、といったようになってしまっていました。


なんだろう、つまらないというわけではないだろうに。
なんとなく、自分の心理を分析するなら、
大好きな両ちゃんが、
特定の家庭に出入りするのが面白くないという、
嫉妬に近い感情があったのだと思います。
両ちゃんはもっと自由で、
どんな形であれ、何かに縛られてほしくなかった。
極端な話、
両ちゃんが誰かと結婚するとしたら、
その相手は、麗子以外には考えたくなかった。


けれど、考えてみたら勿体ない事ですね。
せっかく買ったのだから、きちんと読まないと。
この機会に、
あらためて1巻から200巻まで、
順番に読んでいこうと思います。



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で、肝心の展覧会ですが、
これから行く方に申し訳ないので、
あまり詳しく書きませんが、
多数の原画、絵巻物、
お化け煙突の模型、
人気漫画家さんによる、
両ちゃんの似顔絵、などなど、
大変に興味深い内容となっておりました。


出口に一番近い場所には、
展覧会オリジナルの漫画が貼られており、
涙が出そうなオチになっていました。



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最終巻の200巻。


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最終話が載っている週刊ジャンプ。

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