ジーザス!ジーザス! - JUDY AND MARY [歌]
『ジーザス!ジーザス! 彼は友達 恋の相談も受けちゃう』
JUDY AND MARYの5枚目のアルバム「POP LIFE」に収録されている、
「ジーザス!ジーザス!」というタイトルのこの歌は、
「友達」として付き合っている男の子に
実は激しく恋している女の子の物語。
作詞はボーカルのYUKIちゃん。
どうやらこの男の子は、
かなり鈍いようで、
主人公の気持ちには全く気付いていない。
なので、
『彼女を初めて見たのは そう8月の暑い日
ノースリーブから出た白い腕は 舞い降りた天使』
自分の恋人を主人公に紹介したらしい。
いや、「見たのは」とあるので、
街で2人が一緒にいるところを偶然見かけたとも解釈できる。
ただ、主人公と彼が「大親友」な関係なので、
私は紹介されている光景が頭に浮かんでしまう。
いずれにしても、
あぁ、なんて残酷なんだ。
主人公は、彼の恋人の愛らしさに圧倒され、
『嫌いになれたら すごく楽なのかな』
この「嫌いになれたら」は、
彼の事なのか、彼女の事なのか。
どちらにも取れる気がするけど、
私は彼女の事だと解釈している。
彼を夢中にさせている女の子を、
本来なら憎んでもいいはずなのに、
いい子すぎて、とてもじゃないが嫌いになれない・・・。
『いつかは・・・なんて夢のまた夢』
『死なないで 私の夢 消えないで』
そして最後に、
『私にもっと傷ついて困ってよ』
ここでやられる。
苦しすぎる片思いの胸の内を、
たったこれだけの言葉で、完璧に描けている事に驚く。
私がジュディマリを大好きな理由。
----------
歌の楽しみかたは、
それこそ千差万別で、
一人一人違うのでしょうけれど、
私の場合は、
とにかく「歌詞が命」です。
情景が浮かぶ歌や、
物語性のある歌を、
特に「好き」と思ってしまう傾向にあるようです。
それは、幼い頃からずっとそうだったと記憶しているのですが、
先日行ったカラオケで、
あらためてその事を強く認識し、
ふと、
ブログに自分の好きな歌や、
今ハマっている歌をアップし、
そこに、自分なりの解釈を付けてみたら楽しいかも、と
思った次第です。
ジュディマリは、ファンクラブに入っていたくらい
好きなバンドでもあります。