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懐かしい友達を探して・2 [できごと]

これから書く事を、
おそらく多くの方は信じて下さらない気がする。
今、これを書いている私自身も、
まだ信じられないのだもの・・・。


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先月12日、
私はこのブログで、
「懐かしい友達を探して」というレビューを書いた。
小学校時代のお友達・H美ちゃんに
もう一度会いたい、という内容だった。
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2015-09-12


レビューを書いたあと、
私は、なんとかH美ちゃんの消息を知る方法はないかと考え、
ネットの尋ね人の掲示板で呼びかけてみる事を思い付いた。
ただ、いくつかあるそのようなサイトは、
どれも怪しげな上に、
H美ちゃんと自分の実名を晒さなくてはならない。
とても迷ったけれど、
「一度だけ載せてみよう。3ヶ月載せて、駄目だったら削除しよう」と思い、
それを実行した。


すぐに何通かメールが来たけれど、
どれも、H美ちゃんの名前を騙った偽者であったり、
「あなたに代わって、ご友人をお探しします」という、
興信所からだったりして、
それも、3日もすると来なくなった。
まぁ、当然だ。
H美ちゃんご本人、もしくはH美ちゃんを知る人が、
このような怪しげな掲示板を見る事など、
ほぼ0%言っていいくらい、有り得ない確率だ。


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そして、1週間ほど前、
久し振りに、「情報提供があります」と題するメールが来た。
どうせまた、騙りか興信所だろうと思い、
メールを開封した途端、私の手が震え出した。


差出人の名前は、H美ちゃんご本人だった。
短いメッセージの中に、
私たち2人しか知り得ない、
ある事が書いてあった。
「まさか・・・本人?・・・いや、巧妙な騙りでは・・・」
私の頭は混乱し、
パニックに近い感じになっていたと思う。


震える手で、メールを返信し、
そこに、2人しか知り得ない質問を書いてみた。
しかし、相手を警戒する気持ちは、
当然の事だが、私より先方の方が強いようで、
もう1度送られてきたメールに、
逆に、私への質問がいくつか書かれてあった。


その質問を読んだだけで、
私は、メールの主がH美ちゃんだと確信した。
トンチンカンな質問は1つもなく、
私を知らなければ、聞けないような事ばかりだったから。


私は、質問に答え、
何かの勧誘や、借金の申し込みなどでは絶対にない事を
書き添えた。
そして、
どうしたら、私が本物の私だと信じてもらえるかを考えた末、
お手紙を並べて写真に撮って、送る事にした。
お手紙を大切に取っておいて本当に良かった。
まさか、こんな事で役に立つなんて。


その写真が決め手になった。
H美ちゃんは、少女時代に自分が出した手紙が
写真に写っているのを見て、衝撃を受けたと言う。
なんと彼女は、
たまたま検索していて、私の呼びかけを見たのだそうだ。


嘘みたいだ。
信じられない。
そんな偶然ってあるんだろうか。


もしも、私がこの出来事と同じ内容の映画を観たら、
「有り得ないー」と一笑に付してしまうと思う。
「星の数ほどあるサイトの中から、一つを偶然見つけるなんて、
そんな事、あるわけないじゃん」、と。


ただ、
私は普段、神様など信じない人間だけれど、
友人夫妻が、H美ちゃんが住んでいた家の近くに引っ越した事から始まった、
この一連の出来事は、
何かに導かれているとしか思えない。


奇跡ってあるのね。
本当にあるのね。


今はメールで、
小学校時代の思い出や、
お互いの、これまで生きてきた道のりを、
語り合っています。
きっと近いうちに、
実際に会う事になるでしょう。
H美ちゃんは、どんな大人になったんだろう。
そして、H美ちゃんの目には、
大人になった私はどう映るんだろう。
その日の事を考えると、
ワクワクと緊張で、今から胸が高鳴っています。

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