「オカンの嫁入り」 [映画]
〔2010年/日本〕
宮崎あおいは、
自分が生まれる前に父を亡くし、
以来、母・大竹しのぶに育てられてきた。
ある夜、大竹は、
金髪に赤いジャンパーを来た、
30歳の男・桐谷健太を伴い、
泥酔して帰ってくる。
翌日、大竹が、
「桐谷と結婚する」と宣言し、宮崎は仰天。
断固反対の姿勢を貫くべく、
隣の祖母の家に避難する。
宮崎は、3年前のある出来事から、
心の病になり、
働きに出られなくなっていた。
また、大竹も、
宮崎には言えない、
ある秘密を抱えており・・・。
「これは絶対に原作を読んでいるはず。
うん、間違いない、読んでるよ・・・」と思うのだけれど、
オカンが若い男と結婚するという以外、
不思議なくらい何も覚えていない(笑)。
気になって日記を調べてみたら、
やっぱり読んでいた。
映画化される事を知って、慌てて読んだらしい。
結局、劇場には行かなかったけれども。
で、5年経って今になって、
映画を観てみたわけだけれど、
同じ大竹しのぶなら、
この間書いた、「キトキト!」よりは好きかな、と思う。
宮崎あおいたん好きだし。
タイトルは「オカンの嫁入り」だけれど、
それより、
母と娘の関係の方に重きが置かれている気がする。
「婿役」の桐谷健太の存在は、
あまり重要でない感じ。
それより、めっちゃ頭にきて、
そして気持ち悪く思ったのが、
あおいたんが心の病を患い、
会社に行けなくなってしまった経緯。
あおいたんは普通のOLをしていたのだけれど、
ある日、転勤してきた男によって、
運命を変えられてしまう。
男は最初は調子が良かったのだけれど、
次第に、あおいたんに付き纏うようになり、
最後は暴力を振るう。
その時のショックで、あおいたんは電車に乗れなくなってしまう。
付き合ってもいない
(付き合ってても駄目だけど)
男から、
なんでこんな目に遭わされなければならないのか。
こんなキチガイ男のせいで、
人生まで狂わされるって、
本当に最悪だけど、
結局泣き寝入り。
こんな事件って、
現実のニュースでもたまに見るけど、
どうにかならないものなのか。
オチはちょっと緩すぎな気もするけど、
まぁ、こんなもんか、ってラスト。
評価 ★★★☆☆