「ピクセル」

〔2015年/アメリカ〕


1982年。
ゲームが大好きな少年・サムは、
友人・ウィルやラドローと一緒に、
ゲームセンターに入り浸り、
ゲームのチャンピオンを決める大会に出場、
しかし、ライバルのエディに負けてしまう。


それから33年後。
地球は大混乱に陥る。
1982年に宇宙に向けて送ったメッセージを、
エイリアンが宣戦布告と勘違いし、
地球を攻めてきたのだ。


そのメッセージには、
サムが大好きだった、
「パックマン」、「ドンキーコング」、「ギャラガ」などの
ゲーム映像が含まれており、
エイリアンたちは、
それらのゲームのキャラとそっくりな敵で、
地球を破壊してゆく。


ウィルはアメリカ大統領に就任しており、
エイリアン退治を
サム、ラドロー、エディに任せる事にする。


彼らは無事にエイリアンを退治する事ができるのか・・・。





最初から最後まで、
クスクス笑いが止まらない。
最近のCGを駆使した映画のノリは、
なんだか付いていけないと感じる私だけれど、
この映画はとっても楽しかった。


お話は単純。
エイリアンが、地球に、
ゲームキャラそっくりの敵を送り込んできたって内容で、
捻りも何もないんだけれど、


そのゲームのキャラってのが、
なんだか古くて、
私がこの映画を気に入った理由の一つは、
そこにあるのかもしれない(笑)。
（なにせ、私は最近のゲーム事情は何も知らなくて。
最後にやったと記憶しているのは、
「パラッパラッパー」だと思う）。


主人公の幼馴染・ウィルが、
大人になって、アメリカ大統領になっているというのも、
わたし的に、めっちゃウケる。
凄い好き。


何でそんな経緯になったかの説明は全くないけど、
子供の頃から、
どう見ても、それほど大人物とは思えなかった友達が、
大統領（日本でいえば、総理大臣か）になったりしたら、
どれほど可笑しいだろう。
しかも、ヘタレなのは当時から変わらず、
主人公とは、今でもとっても仲良しだなんて、
想像しただけで笑える。


80年代のスターが、
当時の姿で登場するのも、
身を乗り出して観てしまう。


特に、デビューしたばかりのマドンナ。
可愛い♪　可愛い♪　可愛い♪
今ではすっかり大御所な姐さんだけれど、
若い頃からスターになる素質十分で、
全く古い感じがしない。


日本人にとって、
とても誇らしく、
嬉しいシーンもある。
私はその事を知らなかったので、
一つお利口になった気がした。


観ている間ずっとニコニコ顔で楽しめて、
気分の良い一日だった。


評価　★★★★☆