「海街diary」&是枝監督と夏帆さんのティーチイン [映画]
〔2015年/日本〕
幸(綾瀬はるか)、
佳乃(長澤まさみ)、
千佳(夏帆)は、
鎌倉の古い家で、
3人だけで暮らす姉妹。
ある日、15年間も交流のなかった父が
亡くなったとの連絡が入り、山形へ赴いた3人。
そこには、腹違いの妹・すず(広瀬すず)がいて、
健気に振る舞っていた。
すずは実母を亡くしており、
このままでは、父の再々婚相手の継母と暮らす事になる。
幸は、山形を後にする際、
すずに声を掛けた。
「鎌倉で、私たちと一緒に暮らさない?」、と・・・。
27日は、
若尾文子様の舞台挨拶付き映画鑑賞が2回、
その後、「海街diary」の鑑賞&是枝裕和監督と夏帆さんの
ティーチインイベントがあり、
さらに夜は、ぼんぼちぼちぼちさんのオフ会参加、と、
自分でも「大丈夫か!?」と思うような1日だった。
内容、濃すぎ(笑)。
舞台挨拶には何度か行った事があるけれど、
「ティーチイン」というイベントに参加するのは初めてで、
正直、どんな事をするのかもよく分からず、
ただ、生の夏帆さんを見てみたいという
ミーハーな理由でチケットを取った。
それは、映画を観たあと、ゲストが登壇し、
お客さんと質疑応答するというもので、
一般の人が、監督さんや演者の方に直接疑問をぶつけられるという
ものだった。
映画終了後、
是枝監督と夏帆さんが登場。
夏帆さんのお顔の小ささには、もうビックリ。
グーくらいしかない!(笑)
それに、本当に可愛い。
※映画ナタリーさんより
夏帆さんの映画は何本か観ているけれど、
2013年の「箱入り息子の恋」の素晴らしさに感動し、
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2013-06-11
以来、とっても好きな女優さん。
生で観られて嬉しい。
挙手をした観客さんの質問に
ゲストが答えるのだけれど、
皆さんの質問が鋭くて、
ぼんやり観ているだけの私とは、
レベルが違うなぁ、と、
本気で尊敬しながら、質問とそれに対する答えを聞く。
映画で使われた家の事や、
セリフをより自然なものにするための脚本の直し、
監督の観察力などなど、
興味深いお話に、
「映画ってそうやって作り上げるんだ」と、
勉強にもなるような内容に感激する。
映画自体も、本当に良かった。
4姉妹それぞれの、
悩みや葛藤が上手く描かれていて、
綺麗事だけではないのも、とても好き。
それから、舞台になっている鎌倉や藤沢が
映るのが嬉しい。
私は藤沢と縁が深く、
夏の日の暮れる頃、辻堂海岸に立って、
海を見たり、134号線を縁取る明かりを見たり、
相模湾の形を確認したりするのが、
たまらなく好きなんです。
見どころの多い映画と、ティーチイン。
良い時間を過ごせて本当に良かったです。
評価 ★★★★☆