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「決算!忠臣蔵」 [映画]

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〔2019年/日本〕


赤穂藩の藩主・浅野内匠頭が、
度重なる吉良上野介の嫌がらせに腹を据えかね、
江戸城・松の廊下で斬りかかると、
幕府が下した結論は、
内匠頭の即日切腹。


お家断絶となった赤穂浪士たちは、
路頭に迷う事となり、
筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)は、
勘定方・矢頭長助(岡村隆史)らと共に、
幕府への取次など、努力はしたが、
お家再興の道は断たれる。


内蔵助は、吉良邸への討ち入りを
諦めたように見せかけ、
実はその機会を狙っていたが、
討ち入りするにも、金が要る。


迷っているうちに、
経費がどんどんかさんでゆき・・・。





試写会で観た。


今回の試写会は、
ワールドプレミアという事で、
登場人物皆様の、舞台挨拶があり、
ブログのお友達のyontaさんと出掛けてきました。

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※シネマトゥデイさんより


試写会でトークショーなどがある時は、
とてもありがたく、嬉しいイベントではありますが、
それは、私の中で、
あくまでも「おまけ」という位置付けで、
メインは当然、映画です。


でも、今回のような、
大規模な舞台挨拶は、別。
大スターさんがズラリと並んだ様子に、
こちらの気持ちも華やぎ、
ワクワクが止まりません。


司会のかたが、
俳優さんたちお一人お一人に、
「何か裏話を教えてください」と質問され、
妻夫木君が、西川きよし師匠からお年玉をもらったのに、
ナイナイ岡村さんはもらっていないと訴えたり、
打ち上げの飲み会の時の、
秘密のエピソードを披露されたりと、
大盛り上がり。


楽しい時間に、
心も体も軽くなったような良くなったひとときでした。


映画は、
あの「忠臣蔵」を、
経済面で考えたら、という、
今までにない物語で、
確かに、
「忠臣蔵」は映画などで何度か観ているけれど、
お金の心配はしたことがなかったなぁ、と
目から鱗が落ちる思い。
逆に、なぜ自分は、
お金の事に思い至らなかったのだろうかと、
今になると不思議なくらい。


確かに、刀一つ、槍一つ、
果ては、鎹一つ、金槌一つに至るまで、
お金がかかり、
さらに、味方と、吉良家の人間とを間違えないように、
衣装まで揃いのものを作らなくてはならないという、
それらを合計したら、
それはもう、莫大なお金が必要になるわけで。
(衣装代は、有りもので済ませるという案で落ち着き、
 大石内蔵助はホッとするが(笑))


それ以外にも
大石内蔵助が、
敵の目を欺くための、遊郭遊びの費用など、
直接討ち入りに関係のない経費も
どんどん膨らんでいくという、
苦しい経済状況。


お金が全てではないけれど、
やっぱりお金は大切だ、としみじみ思える。


評価 ★★★☆☆

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