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「英雄は嘘がお好き」 [映画]

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〔2018年/フランス〕


1809年。
フランス・ブルゴーニュの金持ち・ボーグラン家。
この家の次女・ポリーヌ(ノエミ・メルラン)は、
軍人・ヌヴィル大尉(ジャン・デュジャルダン)にプロポーズされ、
家族からの祝福を受けるも、
その直後、大尉に召集令状が届く。


大尉からの手紙を心待ちにするポリーヌだが、
戦地からの連絡はまるでなく、
ついに、彼女は病気になってしまう。


ポリーヌを元気にするために、
姉のエリザベット(メラニー・ロラン)が、
大尉のフリをして手紙を書くと、
ポリーヌは次第に生気を取り戻す。


しかし、エリザベットのにせ手紙は、
段々大袈裟になり、
大尉が戦場で大活躍しているような
内容になってゆく。


このままでは良くないと判断したエリザベットは、
大尉が戦場で死んだことにするが、
3年後、大尉が復員してきて・・・。





試写会で観た。


妹のために、
妹の婚約者・ヌヴィルのフリをして、
手紙を書く姉・エリザベット。


けれど、戦死設定にしたヌヴィルが戻ってきてしまい、
その後のドタバタを描いた、コメディ。


このヌヴィルという男は、
詐欺の才能に溢れた男で、
エリザベットのにせ手紙を迷惑がるどころか、
むしろ、積極的に利用する。


つまり、
エリザベットが勝手に書いた、
戦地における、自分の架空の英雄譚を、
あたかも、本当の出来事のようにして、
他人に語り、
それが大評判になる、というわけで。


しかし、実は彼、
戦地からの脱走兵で、
それが軍に知られれば、
軍法会議にかけられ、
当然、死刑。
本当はとっても危ない橋を渡っている。


そんなこんなの出来事が
90分でまとまっているので、
軽い映画を観て、
楽しみたい時にはいいかも。


それから、
私は、ラストがとっても好き。
詐欺師ってのは、
ああでなくちゃ、という終わり。
多分、あの場面は、
ずっと心に残る気がする。


評価 ★★★☆☆

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