SSブログ

「宮本から君へ」 [映画]

miyamotokarakimihe.jpg
〔2019年/日本〕


文具メーカーの営業マン・宮本(池松壮亮)は、
熱血な男。


会社の先輩の知り合い・靖子(蒼井優)と
付き合う事になった宮本は、
「お前の事は、俺が絶対に守る」と宣言。


ある日、宮本は得意先との飲み会に、
靖子を連れてゆく。
そして、その後、事件が起こる。


宮本くんさぁ、
あなた、靖子の事、
全然守れてないじゃん・・・。





池松壮亮君は、
若手俳優の中では一番好き。
それにしても、彼がまだ20代というのが、
ちょっと驚きだ。


他の同世代の俳優さんに比べて、
すごくベテランの感がある。
童顔なのに、老成しているような、
可愛いのに、達観しているような、
不思議な雰囲気。


それから、蒼井優ちゃんも大好き。
結婚相手に、南キャン山ちゃんを選んだのも、
すごくいい。
結婚会見での2人のやり取りも素敵で、
本当に愛が見えた。


そんな池松君と優ちゃんが共演した、この映画。
私は予備知識は1つもなく、
観に行ったんだけど、
池松君が、
熱血漢なんだけど、ヘタレ、という、
暑苦しい男を、
テンション高く演じていた。


蒼井優ちゃんも、負けてはいない。
同じようなテンションで、
池松くんとやり合ってた。
おかしな2人だった。
面白かった。


それにしても、
最近、なんだか、
女性や、弱者への暴力シーンがある映画を、
しょっちゅう観ている気がするんだけど、
気のせいかな。
この映画にも、
やっぱり、最悪なシーンがあって。


暴力事件があると、
必ずといっていいほど、
「逃げられたはず」とか言い出す輩が出てくるけど、
これを観れば、
もう絶対、逃げるなんて無理だろ、と思う。
だって、暴力を振るう側は、
自分より、力の弱い者、
小さい者しか狙ってないじゃん。
勝てる相手にしか、
向かっていかないじゃん。
卑怯なだけじゃん。


で、池松君演じる宮本が、
最初はヘタレで、
イライラするんだけど、
ラストは、溜飲が下がる展開。
暴力を振るった奴は、
あのままで一生過ごせばいい。


上映後、
蒼井優ちゃんと、配給会社の佐藤順子さんによる、
トークショーがあった。

miyamotokarakimihe2.jpg

優ちゃんは、この映画について語りたくて、
このイベントを開いてくれたのだそうだ。


そのお姿は、
映画で観たままの可愛さ。
それに、驕ったところが一つもなくて、
いい意味で、
普通の感覚を持っている人、という印象で。
楽しい時間でした。


評価 ★★★★☆

nice!(121)  コメント(4) 
共通テーマ:映画