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「ローガン・ラッキー」 [映画]

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〔2017年/アメリカ〕


ローガン家の人々は、
全員が運に見放されたように、
アンラッキーな事ばかりが起こる。


長男のジミー(チャニング・テイタム)は、
足が不自由なせいで仕事を失い、
妻は娘を連れて出て行った。
弟のクライド(アダム・ドライヴァー)は、
イラク戦争で片腕を無くし、
妹も冴えない美容師だ。


どん底の生活から抜け出したいと、
ジミーが考えたのが、
全米最大のカーレースの最中に、
会場から金を盗むという計画。


仲間が弟と妹だけでは心許無いと、
現在服役中の爆弾魔・ジョー(ダニエル・クレイグ)に
協力を仰ぐ。


ジミーは、ジョーを脱獄させ、
金を奪ったあと、
また刑務所に戻すという、
無謀とも思える計画を練り・・・。





試写会で観た。


これは中々面白い。
今まで、イケメン役の多かった、
チャニング・テイタムが、
不幸続きの男を演じ、


さらに、クールなジェームズ・ボンドのイメージが
定着しつつある、ダニエル・クレイグが、
才能が有るんだか無いんだか、
よく分からない爆弾魔を演じてる。


すっとぼけたセリフの応酬で、
劇場内からは、時折、笑い声が聞こえる。
犯罪物だけど、
コメディテイストというのがいい。


物語は、チャニング・テイタムがリーダー格となって、
レース中の会場で、
金を盗むわけだけど、


テンポがいい上に、
あぁ、もう駄目、見つかる・・・と思う場面も、
上手く切り抜け、
金を外へ持ち出す事に成功する。


しかも、その金の量がハンパない。
ゴミ袋いっぱいの金が、
一体、何袋あるんだってくらい、ある。
あの袋を一つ分けてほしい。
いや、あの袋の中の半分でもいいから(笑)。


それから、
犯罪の場面ではないけれど、
チャニング・テイタムには6歳くらいの娘がいて、
美少女コンテストのようなものに出場する。


それは、
”あの”ジョンベネちゃんが出ていたような
コンテストなんだけど、
娘は、当初、歌う予定の曲を勝手に変更し、
父のために、
「カントリーロード」を歌う。


すると、会場にいる人々みんなが、
声を合わせて歌い始めて、
それは、涙が出るくらい、良い場面だった。


物語が進み、
一息ついた頃に、
ヒラリー・スワンクが登場して、
「あ、そうだった」と思い出す。
彼女の名前もクレジットされてたっけ、と。


出番は短いけど、
カッコいい、存在感のある役だった。
やっぱり彼女は、
ああいった、
男っぽい役がよく似合う。


評価 ★★★★☆

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