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「8年越しの花嫁 奇跡の実話」 [映画]

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〔2017年/日本〕


合コンで知り合った、
尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)は、
愛を深め、
結婚の約束をする。


ところが、結婚式を間近に控えたある日、
麻衣が突然、
抗NMDA受容体脳炎という難病を発症、
意識不明の重体になってしまう。


何とか一命は取り留めたものの、
昏睡状態が続き、
尚志は、麻衣の両親から、
「婚約はなかった事に」と言われる。
しかし尚志は諦めず、
見舞いを欠かさない。


6年もの月日が経ったある日、
麻衣が目を覚ました。
その後は、順調に回復し、
車椅子を動かせるまでになるのだが・・・。





試写会で観た。


正直、最初は、
色々鼻について、
自分には合わないかも、と思いながら観ていた。


土屋太鳳演じる、主人公・麻衣が面倒くさい。
合コンで出会った佐藤健演じる、尚志に、
いきなり怒鳴りつけたり、
「あ・・・こういう女の子、ちょっと苦手かも・・・」と。


尚志も、同じくちょっと面倒くさい。
プロポーズの場面とか。
あーあ、私が10代だったら、
もっと感動したのかしら。
すっかり汚れちまって、
もう、この汚れは落ちないだろうなぁ(笑)。


そして、その後、
麻衣が難病に倒れるわけだけど、


ある日、麻衣が昏睡状態のまま、
手術を受ける事になり、
尚志が、彼女の両親に、
「大丈夫です、成功しますよ」みたいな事を言った時、
母親が、
「あなたは家族じゃないから、そんな事が言えるのよ!」って。


え?・・・何それ・・・。
確かに家族じゃないよ、
家族じゃないのに、
まだ嫁でもないのに、
あんなに献身的に尽くしてくれる尚志に向かって、
その言葉って・・・。
まぁ、母も、
心配が高じて、つい言ってしまったんだろうけど、
なんだかなぁ、って。


とにかく、そんなこんな、色々あるけど、
麻衣の意識が戻ってからの後半は、
それなりに感動できる。


少しずつ、少しずつ、
色々な事が出来るようになってゆく麻衣を観ていると、
良かったね、本当に良かったねと
心から安堵する。


脳って不思議だ。
ある人の事は覚えているのに、
別のある人の事は全く思い出せないとか、
そういう話って、よく聞く。


例えば、認知症の親が、
他人の事は覚えているのに、
実の子供の事を忘れてしまって、
子供がショックを受けた、とか。


いつか脳のメカニズムが解明されて、
そういった症状に対する治療方法が
見つかればいいのになぁと、本気で思う。


評価 ★★★☆☆

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