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「古都憂愁 姉いもうと」 [映画]

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〔1967年/日本〕


京都で暮らすきよ子(藤村志保)は、
婚家から、家風に合わないと実家に帰され、
今は妹のひさ子(若柳菊)と2人で、
小料理屋「とと喜」を経営している。


ひさ子は、許婚の明男(田村明男)から、
体を求められているが、
結婚までは絶対許すまいと決めている。


ある日、きよ子は明男から、
「自分が本当に好きなのはあなた」と言われ驚き、
家に逃げ帰るが、
その後、明男に迫られ、
一線を越えてしまう。


それを知ったひさ子は、
きよ子を激しく責め、
絶対に許さないと言う。
ひさ子の怒りが解けないと感じたきよ子は、
明男と東京へ駆け落ちしてしまう。


姉妹の仲違いを心配した、
「とと喜」の常連客の結城(船越英二)と、
旅館の女将・志麻(八千草薫)は、
喧嘩の仲裁に乗り出すが・・・。





先日書いた、「踊子」と同様、
こちらも、姉妹が一人の男を取り合う。
「踊子」は、妹が姉の夫を寝取ったけれど、
こちらは、姉が妹の恋人を奪ってしまう。


「踊子」では、
取り合われる男の役を、
船越英二さんが演じていたけれど、
今回は仲裁に入る役。


ただ、彼は途中で、
姉役の藤村志保さんから、
迫られる場面がある。


藤村さんは、妹の許婚から言い寄られ、
混乱して、
船越さんと懇ろになる事で、
その混乱を収めようと、
船越さんのお布団に入っていくのだけれど、


「踊子」の時と違って、
船越さんはとっても冷静。
据え膳食わずに(笑)、
藤村さんを諭す。


なぜに映画の中の船越さんは、
そんなにモテるのか(笑)。
八千草薫さんも、
彼の事を、とっても好きみたいだし
バーのマダム役の、
河内桃子さんからも、
憎からず思われているらしい。
うーん、美人ばかりじゃないか(笑)。


まぁ、この映画は、タイトルの通り
姉妹の問題がテーマなわけで、
船越さんモテ問題を
論じる映画ではないのだけれど(笑)。


評価 ★★★☆☆

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