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「クーパー家の晩餐会」 [映画]

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〔2015年/アメリカ〕


今日はクリスマス。
クーパー家の
夫・サム(ジョン・グッドマン)と妻・シャーロット(ダイアン・キートン)は
夜に集まる家族の為に、準備に忙しい。
が、しかし、
実は2人は、
離婚を子供たちに発表するつもりでいる。


娘のエレノア(オリビア・ワイルド)は、
実家に帰る途中の空港で、
偶然知り合ったジョー(ジェイク・レイシー)に
恋人のフリをしてくれないかと頼む。
不倫をしているエレノアは、
結婚をせっつく面倒な家族を黙らせる為に、
それしかないと考えたのだ。


息子のハンク(エド・ヘルムズ)は、
失業した事を、誰にも言えず、
さらに妻とも上手くいっていない。


シャーロットの妹・エマ(マリサ・トメイ)は、
幼い頃からシャーロットが苦手。
彼女の為にクリスマスプレゼントを買うお金が惜しいと、
軽い気持ちで万引きするが、
警察官に見つかり逮捕されてしまう。


おじいちゃん(アラン・アーキン)は、
毎日行くカフェのウエイトレス(アマンダ・セイフライド)を
連れてきた。
全員が席につき、パーティが始まるが・・・。





クリスマスの夜に、
何らかの秘密を抱えた家族全員が集まり、
それぞれの胸のうちを明かすうちに、
わだかまりが解けてゆくという、
ハートウォーミングなファミリー物。


現実には、
色々な問題が、
一夜で全て解決するわけないのは
分かってはいるけれど、
でも、クリスマスだもの。
こんな奇跡が起きてもいい。


家族が抱える秘密というのも、
重いといえば重いけど、
努力すれば解決できそうな問題な気もして、
それほど深刻にならずに観ていられる。


個人的には、
オリビア・ワイルドとジェイク・レイシーの行方が気になる。
こういった映画の場合、
2人がどうなるかは、
だいたい予測がつくけれど、
分かってはいても、
応援したくなるってもんだ。


「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」に続いて、
2週連続で、
ダイアン・キートンの映画を観てしまった。
彼女って、本当にこういった家族物、
特に大家族物が似合う。
なんだろう、
彼女の持つ、ちょっとコミカルな雰囲気が、
大人数の家族をまとめるという役に合うのかもしれない。


この映画、
なぜクリスマスシーズンに公開しなかったんだろう。
季節外れの今観ても、
素敵と思えるんだから、
クリスマスに観たら、
もっと感動できた気がする。
勿体無いなぁ。


評価 ★★★★☆

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