SSブログ

「オデッセイ」 [映画]

Odyssey.jpg
〔2015年/アメリカ〕


火星探査中の6人の乗組員たちは、
猛烈な嵐に遭い、任務の中止を決める。
そんな中、6人のうちの1人、
マーク・ワトニー(マット・デイモン)に
突風で飛んできた、通信アンテナが激突する。


「マークは死んだ」。
メリッサ船長(ジェシカ・チャスティン)も、
他の乗組員たちもそう思い、
生きている者の命を優先するため、
火星を飛び立った。


NASAは、マークの死亡を全世界に発表する。


ところがマークは生きていた。
腹に突き刺さっていたアンテナを抜き、
自分で処置した彼は、
なんとか生き抜く方法を考える。


限られた水、食料、酸素を
どう有効に使うか。
そして、自分の生存を、
どうやってNASAに伝えるか。
自身の持つ知識をフル回転させ、
彼のサバイバル生活が始まる・・・。





たった一人、
火星に取り残されてしまった男。


もう、想像しただけで、
大声で泣きたいような気持ちになるけれども、
決して悲観する事なく、
むしろ、状況を楽しむように生きる男を
マット・デイモンが好演。


宇宙って、
知力、体力、気力の三拍子が、
全てパーフェクトに備わっていないと
いざという時、対処できないと、
痛感する。


マークは植物学者という設定で、
植物の知識をフル利用する場面は、
当然素晴らしいのだけれど、
それだけでは、もちろん駄目で、
あらゆる機械を修理できるくらいの知識がないと、
生き残るのは無理、絶対無理。


私だったら、
食料を食べ尽くすか、
酸素を吸い尽くしたら、
あとは大の字にでもなって、
死ぬのを待つしかないかな。
まぁ、宇宙飛行士に選ばれる事はないから、
心配ないけど(笑)。


それから、毎度気になるのが、
宇宙で死んだら、
遺体はどうなるのかって事。
この映画の中では、
「腐らない」って言ってたけど、
やっぱりそうなんだろうか。
腐らない遺体って、どんなものなの?
腐りはしなくても、痛みはするの?
すんごい不思議。


最悪の状況という設定だけれど、
そう重くならずに観られると思います。


評価 ★★★☆☆

nice!(68)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画