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「体脂肪計タニタの社員食堂」 [映画]

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〔2013年/日本〕


体脂肪計メーカー・タニタは、
新型体脂肪計販売促進に向けて奮闘していたが、
いま一つ、社員の士気が上がらない。


社長の谷田卯之助(草刈正雄)はやり手だったが、
二代目の息子・幸之助(浜野謙太)は、
今までの人生で、何かをやり遂げた事が一つもないダメ男。
卯之助はそんな息子に厳しく接するが、どこ吹く風。


さらに、幸之助を筆頭に、
社員には肥満気味の者が多く、
体脂肪計メーカーなのに、世間に向けての説得力ゼロ。
会社はこれを機会に、
肥満社員撲滅作戦に出る。


幸之助は社員食堂の栄養士として、
高校時代の同級生・春野菜々子(優香)を連れてくる。
菜々子は高校時代、ぽっちゃりした女の子だったが、
今は痩せてスッキリしたスタイル。
ダイエットの成功者からその極意を教わるのが、
手っ取り早いと考えたのだ。


かくして、社内から体脂肪率40%以上の者が集められ、
ダイエット計画が始まるのだが・・・。





試写会で観た。


ここで感想を書かなくても、
誰もが想像できる内容とオチ(笑)。
だからこそ、呑気に観ていられるってのもあるんだけど。


私は10キロ単位のダイエットはした事がないけれど、
3~4キロ痩せたくて、
お食事の量を減らしたり、
お食事時間の調整をした事はある。


その最中の辛い事ったら(笑)。
考えるのはもう、食べ物のことばかり。
それって、かえって体に悪いのではとも思ったり。
たった数キロでそうなのだから、
この映画の中でダイエットに挑戦する方々の辛さは、
少しは分かる。


タニタさんの考えたのは、
満腹感を得ながらできるダイエットという事で、
素材や、調理工程をほんの少し工夫して、
カロリーを減らすという方法。
そして、社員食堂は全てそのメニューになる。


それらのお食事はとても美味しそうで、
確かに食べてみたくなる。
でも、だからといって、
それを食べていればOKかと言えばそうじゃないのよね。


だって、ダイエットモニターの社員は、
それだけじゃお腹が空いて空いて、
大変な苦しみを味わう事には変わりなくて、
結局は自分との戦いなんだもの。


タニタさんって、
今は普通に聞く名前だけど、
世界で初めて体脂肪計を発売した会社らしい。
「そういえばうちの体脂肪計のメーカーってどこだろう」と思って、
見てみたら、
やっぱりタニタさん製だった。
もう随分前から、お世話になっているのね(笑)。


そうそう、
草刈正雄さんの入院先での看護婦さん役を、
檀蜜さんが演じていた。
私は彼女をテレビで一度しか見た事がないのだけれど、
なんだろう、
なんか目が離せないというか、
その所作をずっと見ていたいという気持ちにさせる。
不思議な魅力の人だ。


評価 ★★★☆☆

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