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「ラストスタンド」 [映画]

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〔2013年/アメリカ〕


国境付近の小さな町で保安官を務める
アーノルド・シュワルツェネッガー。
この一週間の仕事といえば、
木に登った猫を助けたくらいの平和な日常。


一方、ラスベガスでは、
逮捕された麻薬王・エドゥアルド・ノリエガを護送する為、
万全の態勢が取られていた。
ノリエガは、軍隊並みの力を持つ仲間を有しており、
現場は緊張している。


案の定、ノリエガは味方の援護に助けられ、
FBIを振り切って逃走する。
彼はレーサーとしてもプロであり、
300キロ以上のスピードで、
メキシコを目指す。


シュワルツェネッガーの所に連絡が入った。
ノリエガの走る道は、
シュワルツェネッガーの町を通過するはず。
何とか奴を阻止してくれ、と。


実はシュワルツェネッガーは、
元はロスのエリート麻薬担当刑事。
ノリエガと組織を倒す為、
彼は今、立ち上がる・・・。





これは面白い。
別にシュワルツェネッガーの復帰作だからといって、
感動の水増しをしているわけではなく、
本当に面白い。


まず出だしから引き込まれる。
復帰作だから、
シュワルツェネッガーはもっと派手に登場するのかと
想像していたら、
のどかな田舎の保安官。
しかも、今日は非番だとかで冴えない私服姿。


その肩透かしな始まりが、
逆に、これから起こるであろう事件を期待して、
ワクワクする。


そして場面は変わって、
シュワルツェネッガーとは何の関係もなさそうな、
大都会ラスベガスの場面となる。
麻薬王・エドゥアルド・ノリエガが逃亡する過程が、
大変に面白く見入ってしまう。


この場面が意外に長く、
シュワルツェネッガーはどうしちゃったの?と、
ちょっと不安な気持ちになってくる。
2つの舞台がどこで交差するのか、
それが気になってたまらない。


でも、やってくれるのよ、
さすがシュワルツェネッガー!
あまり詳しくは書かないけれど、
銃撃戦から、
カーチェイスから、
ノリエガとの一騎打ちまで、
とにかく魅せる。


現代のお話なのに、
まるで西部劇みたいな作り。
ラスベガスでの、ハイテクを駆使したFBIの捜査と、
アナログな田舎町での闘争との対比も面白い。


観終わった後、いい気分になる。
もしGWに久し振りに映画でも観ようかと考えている方がいたとしたら、
これをお勧めしたい。
(最近話題のステマ?みたいだけど、
 私は決して映画会社の回し者ではないです(笑))。


評価 ★★★★☆

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