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「夜のめぐり逢い」 [映画]

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〔1988年/フランス〕


深夜、高速道路を走る車。
乗っている一組の夫婦は、
何やら口論しているようだ。


車がパーキングエリアに止まった。
運転していた夫は、
妻・カトリーヌ・ドヌーヴを押し出すように車外に出すと、
そのまま走り去ってしまう。


パーキングエリアでは、
医師・ジェラール・ドパルデューが、
故障した車を修理中していた。
ドパルデューはドヌーヴに、
「彼はもう戻ってこないだろう」と言うが、
ドヌーヴは絶対にその場を動かない。


結局、朝になっても夫は戻ってこなかった。
ドパルデューとドヌーヴは、
近くのカフェに行く。
夫を信じるドヌーヴに、
ドパルデューは苛立つが、
彼女に惹かれ始めている彼は、
見捨てる事ができない・・・。





パーキングエリアと、
その近くのカフェだけで進行する物語。


夫に車から突き落とされるようにされた、
カトリーヌ・ドヌーブが、
夫を、「待つ」、「待たない」だけに話が終始する。


夜の高速道路(しかも冬!)に、
自分を車から押し出す男なんて、
待ってもしょうがないじゃないかと、
観ているこちらは思うし、
ジェラール・ドパルデューも同じような事を言うのだけれど、
彼女の耳には届かない。


夫を深く愛しているらしい彼女は、
彼は絶対戻って来ると言う。
けれどそれは、
意地になっているようにも見える。


同じ意地になるなら、
すぐにでも家に戻る方が、
得策だと思うんだけど。
寒いし(笑)。


ラスト近くまでそんなダラダラした感じが続くんだけど、
最後の最後に、
そうくるかって感じで。
観た事があるかたなら分かると思うのだけれど、
ドヌーヴより、
カフェのウエイトレスの女の子が
可哀相になってしまう終わり方。


評価 ★★★☆☆

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